きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

モンゴル2024 ② エルデニ・ゾー寺院群とカラコルム博物館

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

モンゴル旅行記2024の2回目は、
・世界遺産「エルデニ・ゾー寺院群」
・カラコルム博物館
・丘から一望するカラコルム市 をご紹介します!

 

 

ウランバートルから車を走らせること6時間。
いざ、世界遺産のハンガイエリアへ!

まだ2日目なので、車窓の家畜の姿が珍しく、たくさん写真を撮ります。

 

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着きました。

モンゴル最古のチベット仏教寺院
「エルデニ・ゾー寺院群」。まったくもって素晴らしかったです! 



上の写真の塔の壁。好き(笑)。

 


スターリン政権下の大粛清で、1500人ものお坊さんが殺されますが、
命がけで守られたであろう仏像や絵の美しさ、
発せされるエネルギーに言葉を失いました。

 

 

 

美しい神さまたち。特に左の神さまは色っぽくて現実にもいそうです。

 

どこか、なんだか、ユーモラスに見えてしまう絵も。

 


この青い仏像に目を奪われました。

頭の上の5つの骸骨は
①欲
②怒り
③嫉妬
④恨み
⑤無知
を表し、鎮めようとしてくれています。
…どんな時代の人間も、
これをなくすのは難しいということは変わらないですね。

 

この寺院と次のカラコルム博物館では、
入場券とは別に、写真を撮るには撮影券の購入が必要でした。
寺院は約500円、博物館は約1500円でした。
観光客からの収益になるので、いいアイデアだと思います。

 

モンゴルでは、大きな鳥がよく空に現れました。

 

世界遺産の建築物の上を走り回る(たぶんモンゴルの)女の子。自由!(笑)


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「カラコルム博物館」では、
モンゴル帝国を築いたチンギスハンが、
いかにモンゴル人から愛される英雄かが伝わってきました。


驚いたのは、チンギスハンは、自分たちに降伏すれば、
キリスト教徒もイスラム教徒も受け入れて、
同じエリアで暮らす仲間にしていたことです。

 

博物館に展示されていた手紙。
「そっちの土地を奪いに行こうと思うんだけど、
 その前に降伏すれば悪いことはしないよ」的な。

 

下の写真は、首都だったカラコルムの模型です。
1.6km四方の首都(霞が関的な存在?)に1.5万人が暮らしました。
チベット仏教、シャーマニズム、キリスト教、イスラム教が共にありました。

いや、そうだったのか~。
異教徒には残虐な仕打ちをしていたのでは?と思っていたので、
これはいい衝撃でした。知らなかった!

下は世界の6大陸ですが(フリー画像 学習プリント.comより)
モンゴル帝国は、アジアとヨーロッパを含むユーラシア大陸の
ほとんどを支配していました。

一大帝国を築けたのは、異教徒を受け入れたことも理由の一つ
だったのでは、と思いました。

 

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現代のカラコルム市を一望する丘で風に吹かれて。

丘から望むオルホン川。雄大で美しい。


川の反対側は町です。
モンゴル帝国時代は、ここ、カラコルムが首都でした。
ということは、つまり、ここが世界の中心だったのです。

上の写真の奥。ビルが立ち並ぶエリアと、
下の写真の民家のエリアには格差がある模様。
すべての家が高めの塀で囲まれているのは、
泥棒にテレビや冷蔵庫などを盗まれないようにするためです。


それでもカラコルムはモンゴル人の誇りの土地であり、
首都ウランバートルは手狭で人口密度も渋滞も手の付けようがないほど。
そこで、カラコルムを首都にする動きがあるそうです。
10年後に来たら、大きな街になっているかもしれません。

 

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授業では全然、好きじゃなかった歴史を(年譜ばかり覚えさせられ)、
現地で、当時の人々に思いを馳せながら、心に記憶させました。

つづく。

【モンゴル旅行2024 シリーズ】
 ①モンゴルに行ってきました!
②エルデニ・ゾー寺院群とカラコルム博物館
③モンゴルのご飯
④遊牧民のゲルを訪問させてもらいました!
⑤モンゴルの空
⑥なぜモンゴルにビートルズ?
⑦どこまでも続くモンゴルの道
⑧乗馬とトッフン寺
⑨ツーリストキャンプ「そらのいえ」

 

 

モンゴルから帰って2日目にライブしました。
よろしければ😊

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