こんにちは。
今日のテーマはこちら。
「リーダーは弱いところを見せてはいけないのか?」
世界中に根強く残る考えの一つに、
「リーダーは弱いところを見せてはいけない」
があると思います。
私も前職で副編集長だったときーー、
それほど強固な思いではなかったけれど、
いま振り返れば、まあ、そう思っていたほうです。
でも、弱いところを見せないことで、
何かよいことをもたらしただろうか?
大災害などの有事なら、
強いリーダーシップが必要なことがあります。
リーダーがおろおろしていては対策が遅れます。
でも人生のほとんどを占める日常では、
弱いところを見せない意味はあまりないのでは?
「弱いところ」とは、仕事の場面だと、
・〇〇という面においての知識不足
・〇〇という面においての経験不足
・コミュニケーション能力の不足
・チームワークを育む能力の不足
・一人一人を観察する能力の不足
・ボキャブラリーの不足
・ファシリテーション力の不足
・思いやる心の不足
・人とのつながりの不足
・チャレンジする意欲の不足
例えば、↑ このようなことです。
パーフェクトな人間はどこにもいません。
弱い部分を持たない人など存在しないのだから、
弱い部分を持たない人など存在しないのだから、
「弱いところを見せない」という在り方だと
ずーっと嘘をつき続けることになります。
(バレちゃうんですけどね)
そして、知らず知らず、
人にもそれを強要することになるでしょう。
長い間、世の中はそれで回っていたんですが、
そろそろ本気で歯車が変わってきました。
誰よりもできる人をやめて、
言ってみてはどうでしょう。
言ってみてはどうでしょう。
自分はこれが分からないから助けてほしい。
慣れないととても勇気のいることだと思います。
弱みを認めない社風の場合、
弱いところを見せたら損をするかもしれません。
だから、それを恐れて弱いところを
隠してきたわけですが、
誰かが少しずつ崩していけば、
弱いところを出せる環境のほうが
かえって強みを生かせることに気付くと思うのです。
これは努力をしなくていいという話ではなく、
でき得る努力をしつつも、
嘘をつかずにいられるほうがよい、という話です。
「弱さを見せない」よりも
「正直に生きる」のほうが
力が発揮できる上に、
人間らしくて幸せじゃないかな~。
人間らしくて幸せじゃないかな~。
幸せはすべてに優先する。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子でした。
ではまた~
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