きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

福山・鞆の浦さんぽ記 2019

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。


2019.5.21
前日は広島で講演(こちら
今朝は鞆の浦「鷗風亭」で女将さん取材(こちら)でした。 


その後、せっかく来たので鞆の浦をお散歩しました。
2012年に取材で、「仙酔島」に渡りましたので、
今回は町歩きです。

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まずは、「沼名前 (ぬなくま) 神社」へ。
〝鞆の祇園〟と呼ばれるけれど、
元祖はこちらのほう。
なんと、京都の祇園・八坂神社は、
ここ沼名前神社が発祥なのでした。
うぐいすはさえずり、風が頬をなでました。

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神社の階段を登りきると、海が見えます

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町歩き。
どの民家もちゃんと掃除されていて、
洗濯物の干し方にも、車の色にも、
プロパンガスの設置場所にすら、
品を感じました。

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今回思い出したのは、作家の沢木耕太郎さんの言葉。
少し前に、珍しくテレビに出られて言っていました。


「旅で一番重要なのは何かというと、人に聞くこと。

分かっていても聞く。

場合によってはそこから何かが始まる」。


旅の面白さは、
景色や文化財や食べ物だけじゃなくて、
地元の人に触れることだと私も思うので、
分かっていても聞いちゃうほうなんですが、
今回の鞆の浦では、
3人の地元の方から、
逆に話しかけてもらいました。

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一人目は元漁師のおじいさん。
口元にご飯粒が付いていたけど(笑)、
瞳が澄んでいた。

どれだけ鞆の浦がすごいところなのか、
約30分(!)独演会のように話を聞きました。


「地元住民が地元に興味を持たなすぎる!」という意見も。
確かに多くの地域で同じ現象があると思うなあ。


あとは沼名前神社の由緒とか、
この海からマンモスの骨があがったんだとか、
仙酔島の五色岩は9800年の歴史があるとか、
鞆の浦の歴史の奥深さを
たくさんたくさん教えてもらい、面白かったです。


二人目はカフェの人で、
一人でいる私のためにわざわざお店から出てきて、
添付の写真を撮ってくれました。
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三人目は工事現場のおじさんです。
私が港を撮影していたら、
「ここよりずっといい景色があるよ。
絵かと思うほどすごいよ。日本一だよ」と話しかけてくれて、


まだ行っていなかった「対潮楼」を勧めてくれました。
実際、動く絵のよう。
まったくもって素晴らしかったです。


対潮楼。「日東第一形勝」。絵じゃないですよ。本当の景色!

 

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向こう側の大きな島が「仙酔島」。

格好いいフェリーが頻繁に出ています。

 

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目下、日焼け対策に全力で取り組んでおります私は、
目深帽子にマスクという不審者スタイルだったのに、
よくぞみなさま話しかけてくださいました

古い町並み。素敵です。

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炭焼きの壁。触ったら指が黒くなりました。本物。

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地元の人と「これください」しか会話をしない旅も
悪いとは言えないけれど、


地元の人から土地の自慢や風習を聞いたり、
こちらの感想を言って喜んでもらう場面が
あるのとないのとでは、
旅の質が違うように思えるのです。



気持ちよさそうに飛ぶとんび

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鞆の浦、楽しかったなあ。
今回は町歩きに徹したけれど、
前に行った仙酔島も良かった。
鞆の浦、また来よう!

旅する経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

www.youtube.com

 

 

おもてなしの原点 女将さんのこころ その二
旅行新聞新社
2015-07-07
瀬戸川 礼子

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