2019.3.2
この日、高校3年1組の懐かしい同窓会がありました。
柔道 紅白帯も持つ先生の、
還暦&退職&あと5年の教員生活をお祝いする会です。
本当に久しぶりだったから、
最初はアウェー感があったのですが、
みんなの顔を見たら、うわ～っと記憶が蘇ってきました。
かつて、同じ窓を見ていたクラスメイトは
いまはそれぞれの窓を見ているけれど
卒業から30年を超えても思ったほど変わっていなくて
まだまだ若い！（←含む私(笑)）
22歳で結婚したM君は、
2人の孫を持ち、おじいちゃん第一号に。
そう見えないギャップに大笑いしてしまった
幹事役の友達が、卒業アルバムの写真名簿付きの
パンフレットや席順のくじを手作りしておいてくれたり、
先生へのプレゼントとしては、
先生の名前が瓶に彫られたお酒、
赤いちゃんちゃんこと帽子（背中に名前入り）、
石鹸で出来たバラのアレンジメント（手作り）と
３つも用意しておいてくれて、
なんて細やかな気配りだろうと頭が下がりました。
さらに、お祝いされる側の先生も、
裏にサインが入った可愛らしい牡蠣皿を
全員分、用意してくれていました。
ありがとうございます。
＃わかさま陶芸
同窓会の会場は、
同じ高校の、違うクラスの卒業生のお店を選んでいるし、
なんか、みんな優しいな～って。
お客さん気分で来てしまった私はちょいと反省なのでした。
45人のうち、来られたのは23人。
経営者も幹部も社員も自営業もいるし、
業界も多様で、みんないろいろな仕事に
就いているから（専業主婦も含めて）、
どんなことを大切にしてやっているのか、
ジャーナリストとしてはそこが興味津々で
一人一人に聞いてみたかったけれど、
インタビューになっちゃうので自粛(笑)。
忘れてはいけないのは
すでに2人が亡くなっていることです。
うち1人は中学から一緒だったY君で、とても人気者でした。
36歳の若さでした。
今回の同窓会の前に、
幹事さんたちがお墓参りを兼ねて彼の実家を訪ねたところ、
幾星霜を経ても忘れないでいることをご両親が喜んでくださり、
足しにしてくださいとお金を包んでくださったそうです。
あとで開けてみたら、なんと5万円も包んであったと聞いて、
…胸がいっぱいになりました。
たぶんみんな、あえてしんみりする雰囲気にはしなかった
と思うんだけれど、
今では自分がお父さんお母さんになっている人も多いし、
ご両親の気持ちにそれぞれが思いを馳せたんじゃないかなと
あとでしみじみ思うのでした。
そして、自分にできることがあるとすれば、
Y君が思う存分できなかったであろう親孝行だな…、とも。
それは、私自身が幸せであること。
幸せに生きることは、
権利であると同時に義務でもあると思うから。
みんなから聞いた話、一つ一つが
自分を振り返ることにもなりました。
高校を卒業してからの人生のほうがずっと長くなり、
当然、経験したことも、出会った人も、
卒業した後のほうが比べ物にならないほど多くなり、
世界はぐっと広くなりました。
でも、私のルーツの一つはあの頃にあります。
もし、昔の自分が今の私を見たときに、
「よかった♡」と思えるような生き方をしようと、
改めて誓いました。
ありがとう♪
また、笑顔で会えるように！
かつては高校生だった ジャーナリストの瀬戸川礼子でした。
