2018.3.15
昨日、亡くなられたスティーブン・ホーキング博士。
素晴らしい名言を残されています。
「宇宙は、そこに愛する人がいなければ
たいした意味はない」。
「ブラックホール蒸発理論」など、
宇宙の理論で世界をたびたび驚かせた博士だけに、
「そこに愛する人がいなければ意味がない」
と言い切る言葉が胸に響きます。
大学院在学中にALS (筋萎縮性側索硬化症)を発症した博士。
自分一人では動けず、声も出せない状況がどのようなものか…、
察するに余りありますが、
発症の翌年に結婚。
2年後に長男、さらに3年後に長女が生まれ、
2回の離婚も経験されました。
私はかつて取材で、
筋肉が萎縮してしまう別の難病「ミオパチー」
と共に生き、認知活動を行なう織田友理子さんと https://www.oda-y.com/yurikooda
民間企業で働きながら
筋ジストロフィーの歌手として活動する小澤綾子さんに https://challenged-ayako.com/
それぞれ話を聞いたことがあります。
いろいろな意味で美しいお二人とも、
発症後に結婚され、織田さんは息子さんもいます。
病気はゆるやかに進行していると言われましたが、
先のことを考えても仕方ない。
それよりも、
「いま、ここ」を生きる
と、それぞれおっしゃいました。
人は、過去も未来も生きられない。
生きられるのは今だけ。
ホーキング博士は、
「私が人生で学んだことは、
自分が今持っている力を全部使えということです」
とも言われました。
「100年以内に人工知能は人間を超える。
それは人類の滅亡をも意味する」
こんな、ぞっとするような言葉も残しているのですが、
だからといって人工知能開発は止まりません。
私たち一人一人にできることは、
いま、ここを一生懸命、生きることだけ。
合掌
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。
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