きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

指示待ち人間が育つ原理 ~ピーナッツバター・ベイビーに思う~

 

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

 

いきなりですが、ちょっとこちらのサイトを見ていただけますか。
http://grapee.jp/112741

小さなお姉ちゃんと、もっと小さな弟の、
素敵な写真に目を奪われるでしょう(笑)。

その下にスクロールすると、動画(1分55秒)が見られます。
http://grapee.jp/112741


3歳のお姉ちゃん(エミリーちゃん)が、
1歳半の弟(イーサンくん)の
顔中、体中に、ピーナッツバターを塗りまくっているという

 

 

 

どうみてもいじめじゃない。
動画だと、赤ちゃんも楽しそうなんです。



これ、実際に目の当りにしたら、

「なにしてるの!」と、直ちに駆け寄って、

有無も言わさず止めさせる大人がほとんどだと思います。


声を荒げたり、険しい表情になったり、

ひどい場合は手を上げる大人もいるかもしれません。


ところが、この子たちのお母さんは、

「オーマイガー」と驚きながらも、

このようにビデオなんか撮っちゃって、

その間もくすくすと笑いが止まらなくて、

「どんな気分?」ってインタビューしたりして、

面白がっているんです。


このお母さんはすごい。


「相手の気持ちに寄り添う」とは、
まさにこれのことだし、
何がすごいって、心のゆとりです。

 

あるサイトではこの動画を挙げて、

いつの時代も、弟は姉のおもちゃに
 されるものなのかもしれませんね」を
落としどころにしていますが、
そこじゃないと思う(笑)。



ここでは「ピーナッツバター・ベイビー」
を題材に別の視点で考えてみます。


もしここでママが怒っていたら、

子供たちはどうなるでしょう?


恐らく、
二度とピーナッツバターでは
遊ばなくなるでしょうけれども、

人間本来の「楽しいか、楽しくないか」ではなく、
「怒られるか、怒られないか」

で判断するようになっていくでしょう。

 


指示待ち人間が育つ原理もこれと同じです。



でも、このお姉ちゃんと弟は怒られませんでした。


「もうしないでね」と注意はされていますが、
言い方は怒っていません。

言い方ってものすごく大事なんです。



それに、お母さんは

「楽しそうね」「芸術的ね」

と、いい点をしっかり褒めています。

 


だから、この子どもたちは、

これからも創造力を膨らませて

楽しい遊びを見つけようとするでしょう。

 


かといって、わがままにもならないはずです。

 


なぜなら、劣等感を植え付けられず、

かつ理解されている実感があれば、

変な自己主張の必要なんていらないからです。


主体的で殻を破れる人間は

こうして育っていくんじゃないかと考えます。


人が環境をつくるのか、

環境が人をつくるのか。



どちらも正解だと思いますが、
どちらも正解だからこそ、環境って大事です。


ときどき、企業取材で
人に恵まれないと言う人に会いますが、
本当に人がだめなのか? 
本当は環境がだめなんじゃないのか?
どちらでしょうか。


このサイトにも書いてありましたが、

この動画は2004年のものなので、
微笑ましい小さな2人がどう育っているか、

想像すると楽しい気持ちになります。


なぜなら、
私たち大人は子供が歳を取ったにすぎないからです。


経営ジャーナリスト・コンサルタントの瀬戸川礼子でした。



おまけ:銀座シャネルのショーウインドウです 画像












こちらは松屋銀座

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今日の青山にて。髪を切りに行く途中で目についたウィンドウです☆.。₀:*゚✲゚*:☆ 画像