すっきりしないお天気ですが、
恵みの雨の季節と思えば仕方ありません。
せめて心に明るい日差しを。
3年前のいまごろ起きた事件(?)の、お気に入り記事です。
「ペリカン、プールに乱入」
宇部市常盤公園のペリカン1羽が
近くの常盤中のプールに現れて
泳いでいた生徒らを驚かせた。
6月27日午前11時ごろ、
フェンスの外から生徒の練習を
興味深げに見ていたペリカンが突如、
口ばしで扉を開けて“乱入”した。
約30分間にわたり
生徒たちと一緒になって泳いだり、
追いかけっこをして遊んだという。
最も生徒らを笑わせたのは競泳の練習で、
スタートしようとしていた生徒の一人の頭を
軽くつついて追い払い、
替わりに泳いだ。
常盤公園ではカッタ君をはじめ47羽を飼育。
このうち、園外に抜け出して話題を作るのは
人気者のブンとヤナ。
同校にやって来るのはブンで、
今年はすでに7~8回目という。
白石千代校長は
「いい思い出となり卒業アルバムを飾るでしょう」と話した。
(2006年7月1日朝刊/毎日新聞/後藤俊介記者)
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いい記事。後藤記者と掲載したデスクに拍手です。
内容そのものもいいけれど、
表現にユーモアと配慮があるんですよね。
「ペリカンが生徒の頭をつついた」だけだと、
「大丈夫?」と思ってしまいますが、
その前に、
「最も生徒を笑わせたのは」と布石があることで、
何の問題もなかったことが暗黙のうちに分かるし、
「つついて」の前にも
「軽く」と言葉が添えてあるので、なお安心。
モンスターペアレンツの影もない、
大らかな場面です。
こういうことで微笑める世の中って豊かだなあと思います。
<今日のおまけ>
ペリカンのカッタ君は、私も大ファンでした。
昨夏、大往生した彼は、
近所の幼稚園によく遠出して一緒に歌を歌ったり、
多くの子どもと大人に愛されたそうです。 http://www.ubenippo.co.jp/skiji/2000/perikan/kirara/index.htm