2019.3.19
「行きます」と書けば、
「会いましょう」と返事をくれる人が全国にいる。
そんな人になれたらどんなに素敵かなあ!
出版社に勤めていたころ、そう憧れていました。
当時から私は、各地に飛びたい思いが強かったけれど
社主のコラム編集を担当していたこともあり、
日帰り取材はたくさん行けても、
出張にはほとんど行かせてもらえませんでした。
私がいないと社主の機嫌が悪くなるから(笑)
(でも、社主にも会社にも私は本当にお世話になって、
お陰で今がございます。本当に感謝です)
なので私は、
出張から帰って翌朝出勤してくるおじさんたちが
こんなにすごい人に会ったとか、
あの人と再会を喜び合ったんだとか、
楽しそうに話す土産話を聞いては、
ほかの都道府県に仲良しの人がいるって
素晴らしいことだなあ、
どうすればそうなれるだろうと、思っていました。
そして、2000年に独立。
好きなところに自由に行けるようになり、
20年近く経ったいま、
そうなっていることのありがたさ。
〇〇都道府県と聞けば、
名所よりも何よりも、
あの人の笑顔が浮かぶことの幸せ感。
北陸線しらさぎの車窓から
各地で優しくしてもらった恩を、
その人や他の人に返す“恩送り”を続けよう。
美しい夕映えに見惚れつつ、
そんなことを思って出張から帰ってきました。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。