こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
「様子を見る」という言葉をよく聞きます。
病気のときではなく、仕事や日常生活の会話のことです。
私も普通に使いますが、
この「様子を見る」には
2種類あるのでは?と考えています。
一つは、
自分事で相手を信じて
時間を置く積極的な状態。
そこには、不安や疑心がありません。
信頼してゆったり構えている状態です。
もう一つは、
他人事で相手の出方を窺って
距離を置く消極的な状態。
そこには、不信や疑心が見え隠れします。
腰が引けちゃってる状態ですね。
思うに、
「様子を見る」という言葉が醸し出す雰囲気は、
押し付け感がなくて
言う側に心のゆとりがありそうで、
一見、感じがよいのです。
優しく、テイのいい言葉です。
けれども、
自分も含めて、
「様子を見る」ときというのは、
いま一つそこに入っていけないという、
2番目の状態が多いのでは?
つまり、相手というよりも、
本当は自分と対峙していないときでは?
そんなことを思うのですが、どうでしょうか。
経営ジャーナリストの瀬戸川礼子でした。
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