これは、タンスに眠る
二十歳の頃に編んだ即興セーターです。
表面。
これを編む前に、独学で4枚ほど
編み図の指示を忠実に守って編みました。
守破離の守ですね。
その間に、いろいろな約束事や
縄編みなどの技をふむふむと学びまして、
次は自由に編みたい、と思いました。
だって私のセーターだもの、
私が編みたいように、自由に編む。
失敗しても、全然怖くない。
誰に非難されるわけでもないんだもの。
それで、好きな色の毛糸玉を買って、
最初からデザインを考えずに、
編みながら自由に考えていきました。
即興で編んでいくから
JAZZ式セーターです。
裏面です
結果、世界に一つしかないお気に入りが出来ました。
私は青色が好きで、
とんがり屋根のフォルムが好き。
甘ったるいより、凛としているほうが好き。
自然と私らしいデザインになりました。
個人で楽しむものだから、
自由にできたとも言えますが、
私は、会社でも同じだと思うんです。
失敗を恐れず、
むしろ失敗を歓迎するくらいの風土のほうが
類似品ではない楽しい製品や
楽しいサービスを生むでしょう。
失敗しない人なんていませんものね。
人間は息を吸う。
人間は失敗をする。
どちらも当たり前のことです。
息を吸うな、と言われたら死んでしまうように、
失敗するなと、言われたら発想が死んでしまう。
下記は、Facebookで流れてきた
フィンランドの記事です。
テーマは「子供を成功に導く北欧の『失敗教育』」 https://www.epochtimes.jp/2019/01/39265.html?fbclid=IwAR0F-U54B8rcyduZF_CaBsFJiUHp6bN2OWxbD2l14fcE2zpOg0fpK3JTv8s
「子供に失敗する経験を与え、
失敗に立ち向かう術と勇気を学ばせる」
というわけです。
しかもフィンランドは、「国際失敗デー」を設定。
「この日にフィンランド人は様々な方法で失敗を体験します。
そして失敗を体験することでストレスを発散させ、
失敗に対する抵抗力をつけていきます」と。
自由やのびのびやわくわくや楽しさに蓋をするのは、
怒られる否定される非難される怖さ。
のびのびと失敗して学んでいけたら、幸せですよね。
編み物は6枚編んで、20代で卒業した
経営ジャーナリストで中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。