こんにちは。ジャーナリストの瀬戸川礼子です。
今年の夏もお陰さまで本当に楽しかった。
・憧れの沖縄「久高島」(くだかじま)への旅
・高知の「よさこい祭り」
・出雲ローカル線の旅
久高島から紹介しますね。 役場HP→http://www.kudakajima.jp/
久高島は、沖縄本島の安座真港からフェリーで15~25分。 近いですが、遠慮して行かない島人(しまんちゅ)も少なくありません。
なぜ遠慮するかというと、ここは特別な島だからです。 琉球王国の時代から、神さまの島としてあがめられてきました。 小石一つ、葉っぱ一枚、持ち帰ってはいけないんです。 http://www.kudakajima.jp/rekisi/index.html
いままで何度か行くチャンスはあったのですが、
気が乗らなかったり、行けなくなったり。
心のどこかで、初回は一人で…、と考えていたからかなと思います。
特別な島という思いを抱きながら、呼ばれるのを静かに待っていました。
この夏、沖縄出張の後に一人の時間ができて、時が来た、と感じました。
泊まったのは郵便局!
久高島は日本で唯一、郵便局に泊まれるんです。
「交流館」という大きな施設は満室で、3つしかない民宿もすべて満室。
「今回は行けるはずなんだけどな」と思っていたら、
郵便局が1室だけ空いていました。
郵便局の部屋はこんな感じ。素泊まりで2組泊まれます。
冷蔵庫を勝手に開けて、自分で洗濯機を回して、親戚の家に来たよう。
気さくな局長さんがいらっしゃいます。
ここで出会った女性仲良し3人組と、一人で来ていた女性、そして私。
五人娘で、案内人の苗さんに、車で島をガイドしていただきます。
5人はだいたい同じ年頃で(たぶん私が一番上)、
仕事は学校の先生など、全員が教育に携わっていました。
しかも、私が東京からお供えに持っていたお酒の銘柄がーー、
「五人娘」(千葉の寺田本家さんのお酒)
こういうことって、あるんですよね。
妙に気が合って楽しい滞在となりました! ありがとう。
島に自生するアセロラ。
大好きな案内人の苗さんが、これはいいよと取ってくれて、
手のひらいっぱい、赤いビタミンいただきました♪
食事は港近くの食堂「とくじん」でいただきます。
「飛びイカの味噌炒め」(上)、「海ぶどう丼」(下)。おいしいよ
海ぶどう丼はとくに気に入りました。新鮮ぷちぷち。
苗さんと一緒に、私たち五人娘も 「おいで」、「来たよー」と手を叩いていたら、
魚の大群が。海鳥はやって来るし、なぜだろう。無償に涙が出てきます。
海の色の違う部分は ↑ すべて魚です。
ちょうど真下でとまってくれて、
苗さんが「そろそろ行こう」と言ったら、すいすいどこかへ泳いでいきました。
久高島では「イラブー」といって海蛇を食べたり、お酒にしたりするんですけど、
苗さんによると、ここの海蛇たちは、出雲の海へと渡っていくそうです。
毎月仕事で通っている出雲。ここでもご縁があったんだ…。
昼は暑すぎるので、みんなで夜の海水浴を楽しみます。
これぞ大人の贅沢。モデルはRIKAさん♡
翌朝、カベール岬から島を振り返った光景です。なぜか、懐かしい。
カベール岬から望む、2011年8月1日の朝の光。 (クリックすると大きな写真が観られます)
カベール岬で朝日を浴びながら、
苗さん手づくりのお握りをいただいていたら、
紫色まで見える虹がかかりました。
久高島は、神聖な、大切な、宝のような島です。
人が入ってはいけないところがたくさんあるので、
初めての方は、案内人の方にガイドしてもらうといいですよ。
料金は言われないと思いますが、
時間によって3000~5000円くらいを包むとよいかな。
きれいな空気をたくさん吸ってきてくださいね!
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『おもてなしの原点 女将さんのこころ』 その一、その二 全国55人の旅館の女将さんが、4ページずつ顔写真付きで登場。 人生について、おもてなしについて、教育、地域活性について。 普段はあまり語られない心の内を書いています。