大田区の印刷会社「金羊社」さんの「いろは展」に行ってきました。 http://www.kinyosha.co.jp/news/index.html
機械の見学やカードを手作りするなど
印刷の魅力が伝わるもので、
社員のご家族や地元の方々が3日間で約4万人も集います。
とっても楽しかった!
写真は、そこでブースを出していらしたペオ・エクベリさんです。
環境コンサル&環境ジャーナリストで、
バナナペーパーの生産と普及に力を注がれていらっしゃいます。 http://www.oneplanetcafe.com/paper/product.html
エクベリさんのお話をひとつご紹介します。
バナナペーパーの原料、バナナの茎から繊維を抽出する
アフリカ・ザンビアの村では、
夜、トイレに行くのは命懸けでした。
ちいさなロウソクしかないので、灯りも乏しく、
サソリや毒ヘビに刺されて死んでしまう人がいました。
同じ時代の、同じ人間の中に、
命懸けでトイレに行く人がいるのですね…。
でも、バナナペーパーで仕事とお金を得た人は、
周囲をしっかり照らしてくれるライトを
自分で買うことが出来ました。
15ドルのライト。
もう、命懸けでトイレに行かなくてよいのです。
エクベリさんはおっしゃいます。
寄付ではなく、自分のお金で買うことが大切だということ、
また、情けではなく商品品質で買ってもらうことが
持続可能性には不可欠だということ。
その通りだなと共感しました。
被災地にも共通することですね。
ザンビアの村では、近々、現地に工場をつくる予定だそうです!
ジャーナリストの瀬戸川礼子でした。