きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

お坊さんのお経は、暗記より教本を読むほうが正式?



今日からお盆明けの方も多いでしょうか。
休みにお墓参りに行かれた方も少なくないと思います。

そこで今回は、
お坊さんがあげるお経について、
前に聞いて驚いた話をシェアします。


比叡山で得度(お坊さんの儀式)された人が
教えてくれた話です。


宗派によっていろいろありますが、
お経は、暗唱する人のほうが
立派に見えるけれど、
実は、経典を読みながら唱えるのが正式
なのですよ、と聞いたのです。

知りませんでした!


何十年間も、暗記する人のほうがえらい、
みたいに思っていたので、
びっくりでした。


お線香の煙って美しい·*:☆..。
スクリーンショット 2022-08-18 234500.png


理由を簡単に言うと
暗唱だと邪念が入りやすく、
文字を目で追うほうが集中できるからだそうです。


なので、暗記していても経本を出して、
文字を読みながら唱えるものが正式な作法だと。


(もちろん、前述のように暗記が正式な宗派もあります)



読みながら唱えるのが正式な宗派の場合は、
素人の目からすると、
暗記しているほうが立派に見えて
経本を見ている正式なほうに対して、
暗記せずにサボっているように思えてしまうので、
正式にやっている人は損しちゃいますね(笑)。

まあ、そんな俗世間の目に惑わされないのも
修行なのでしょうか?


スクリーンショット 2022-08-18 234545.png


ものごとを習うとき、
守・破・離 と言われますが、
お経の世界は
守・守・守 なのかな。

でも、たとえ 守・守・守  であっても 
人の個性は必ず出るものだと私は思います。



お盆が終わってまた日常に戻りますが、
時々、心で手を合わせます。

感謝。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子でした。

YouTubeやってます! こちら。
YouTube.png