きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

同質性の8つのリスク



こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
 
今日は同質性の8つのリスク」をご紹介します。
 
社会心理学者のアーヴィング・ジャニス Irving Janis
が提唱したもので、この8つのリスクを知ったのは、
 白河桃子著という本でした。
 
タイトルは過激ですが、
著者は、ジャーナリストで客員教授、研究員などを
されていらっしゃる方なので
内容は実情に基づく納得性の高いものでした。




では、8つのリスクを紹介します。
下記を見て、何をイメージしますか?

 


「8つの集団的浅慮」
 同質性のリスク

1 集団の実力の過大評価
2 不都合な悪い情報を入れない
3 内部からの批判や意義を許さない
4 他の集団をきちんと評価しない
5 疑問を持たないように自己検閲が働く
6 全員一致の幻想を持つ
7 逸脱する人を許さず合意するように働きかける
8 集団内の規範を重視する



いかがでしょうか?



私の感想としては、
こういう会社、ありがちだなあと思うと同時に
今、大問題になっている(本当に重要問題)
旧統一教会もこんな状態なのでは?と。

 

ただ、どんな会社にも、
8つのリスクのいずれかの要素は
多少はあるんじゃないかなと思います。
自社や自社を選んでいる自分を
正当化したいと考えるのが
人間として普通の心情のはずだから
多少あるのが自然だという気がします。
私個人にもあると思います。



けれども、
8つとも高いレベルでそろっていたら
宗教に限らず、一般企業であっても
相当、問題のある集団ではないでしょうか。



もう一度、見てみましょう。
プレゼンテーション1.png

 

この8つはすべてつながっていますね。
3内部からの批判や意義を許さないということは、
5疑問を持たないように自己検閲が働くことと
密接に関連しているし、
であれば、
7逸脱する人を許さず合意するように働きかけるでしょうし、
 
それはそもそも
8集団内の規範が重視されているからです。
これは自分たちの世界観を縮小化させ、
2不都合な悪い情報を入れないことになって、
1集団の実力を過大評価することになります。
 
ということは、
4他の集団をきちんと評価するはずがなく、
6全員一致の幻想にとらわれるでしょう。

 

以前、倒産した会社を取材し、
顧客満足の失敗学』という本にしましたが、

 
その会社が倒産していったときの状態も、
「同質性の8つのリスク」と重なります。
 
問題を軽視して、
やがて消せない火事になってしまいました。



こういう話は教訓になります。
他人事にしないで、
自分事でとらえていきたいなと思います。

 

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。
 
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