きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

実績を話す人と、目的を話す人


こんにちは。
コロナ禍で数は激減しましたが、
人との語らいや新しい出会いはたまにあります。

そんなとき、ふと思うことがあります。

自分は「何をやっているか」、
と実績を話す人は多いけれど、
自分は「なぜやっているのか」、
という目的を話す人は少ないし、
「あなたはどうか?」
と聞く人はもっと少ない、と。


私は仕事ではインタビュアーなので、
それが普段の習慣にもなっていて、
聞き役になることが多いんです。

人の話を聞くのが好きなので
それはそれでいいのですが、

「実績は語るけど、目的は言わないんだな」
とか、
「この人、自分のことだけ話しているな~」
とは思います。


せめて、自分8、相手2くらいの割合にすれば
会話はもっと豊かになって、
自分の知らないことが知れるのに、
もったいないな、と
聞き役の私は思うのです。


で、お開きになって、帰宅した後、
私の名刺を改めて見た人から、
本を出しているとは思わなかったとか、
中小企業診断士の話が聞きたかったとか、
メールをいただくことがあるのですが、
聞こうとしませんでしたよね?(笑)


自分の実績ばかり話す人に対抗して
私にも実績がある!と言う気にはなりません。

でも、自分の目的を語る人に対しては、
そうなんですね、私にはこういう目的がありますよと、
お互い尊重して語り合いたい気持ちがわきます。


いい会社のリーダーに取材して心躍るのは、
実績だけではなく、目的を必ず語ってくれるからです。
ほとんどの場合、実績は利己ですが、目的は利他なので、
目的を聞けると、世界が広く、未来があって、楽しいんですよね。


実績を話すなら、目的も聞きたい。
そして語り合いたい。

自分のことだけを話す人はアウトプットに終わり、
人の話を聞く人はたくさんの観察とインプットを得る。
私はそう感じるんです。


経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。
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