きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

力石寛夫さんのホスピタリティセミナー ~Back to the Basic~

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

 

「みなさんは働いている人ですか? 
   それとも働かされている人ですか? 
   もし働かされている人なら、
   サービス業はさみしいものになってしまいます」。
  (力石寛夫)

 

昨日は、ホスピタリティセミナーに参加しました。
51年前、日本で初めて「ホスピタリティ」という言葉を使った、
といわれる コンサルタントで講師の力石寛夫さんのセミナーです。

力石寛夫さん(中央)、高野登さん(右)と。

力石さんにとって高野さんは、ホテルスクール1期生の生徒なんです。
途中、サプライズで高野さんは名スピーチをされました。素敵な関係ですね。

さて、力石さんと私は2012年、
経済産業の「おもてなし経営企業選」
委員チームとして出会いました。
このとき、委員長をされた力石さんをはじめ、
わたしたち委員が最も重視したのは
「働く人へのおもてなし」です。
端的にいうとES(Employee Satisfaction)で、
私はここにプロジェクトの価値を感じていました。
ESのないCS(Customer Satisfaction)は
はりぼてだと思うからです。
今日のセミナーでも力石さんは、
トピックの一つに「CSの前にESを」を取り上げられました。
と同時に、働く人もまた
①あいさつ
②時間観念
③清潔な身だしなみ
と、自分自身の質を大切にしていこうと語られました。
力石さんは当日、受付で一人一人を迎えられ、
腕時計は53年前から5分進めてあり、
また家に帰ったら、手を洗うより先に、
今日、履いた靴を磨くのが習慣だそうです。
さらに、スーツのパンツはズボンプレッサーで
きれいな折り目を必ずつけておくのだと。
①②③を長年、実践されているのですね。
~  ~  ~
時代の寵児が語る斜め目線の話も面白くて好きですが、
今日のような本質的な話を、
真っすぐに50年以上追求してきた方から聞くと、ほんと沁みました。
基本があるから人に信頼され、
基本があるから成長でき、
基本があるから持続できるのだろうと。
「Back to the Basic」。
忘れないようにします。
 
思いを改めた
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。
YouTube【幸せに働き生きるヒント】やっています。

動画のラインナップはこちらです。