きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

国際女性デー2023に思うこと

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

今日は国際女性デーです。

男女間の不平等を示すジェンダーギャップ指数。
日本は146カ国中116位で、長年、低迷中でございます。


図の見方は、
外側の1が完全平等、中心の0が完全不平等です。

 

調査の4分野(教育、健康、経済、政治)で、
実は日本の教育は1で完全平等です
(女性のテスト点を故意に下げる大学が複数あったけど…)。
健康は0.973と大健闘。

でも問題は、
経済は0.564政治にいたっては0.061の有様で、
せっかく、土台といえる教育と健康を得ているのに、
経済と政治の能力が女性だけ生かされなさすぎ、
ということなのです。

男女間のギャップと、4項目間のギャップ。
日本はダブルですごいんです。


人間尊重の観点で問題と思うし、
コスパの観点でもかなり悪いです。

 

~  ~  ~

世界1位のアイルランドも、以前は不平等な国だったそうです。
でも、約50年前に国の9割もの女性たちが
仕事や家事のストライキを起こして
社会が機能しなくなったことをきっかけに、
意識と制度が大きく変革していきました。
肝心な世界幸福度ランキングは4位です(日本は62位)。

ほか男女平等の上位の国々も、
最初から平等だったわけではないですが、
意識と制度を共に変革し、幸福度も高めていきました。


思うに、これからも日本は、
それほど改革スピードは出ないんじゃないかな…。
さまざまな制度をつくるのは政治家ですが
日本は政治家の女性割合が1割しかいませんし、
社会が止まるようなストライキもしないでしょう。
私も経験がありません。

でも、性別を問わずすべての人が、
できるだけ【幸せに働き生きる】ことを願って
微力な発信をすることはやめないでいたいです。

 

~  ~  ~

 

この図表は日本財団のtwitterより。

「うわぁ、日本だけ、時間が止まってる…」と。ほんと。

 

~  ~  ~


女性が活躍しやすくなることで、
男性がこれまで得ていた肩書を
得られにくくなる事象はあると思います。
そういう声を多少は聞きます。

でもそれは、長い年月、
多くの女性たちが体験してきたことです。

そしてまた、女性が活躍しやすくなれば
男性が感じているであろう重荷、生きづらさは
かなり解消されていくと思います。

給与とか、出世とか、職業そのものとか、
育児とか、いろいろなプレッシャーが
男性だけにのしかかることがかなり減ると思います。
引退したら寂しい人になる可能性も減るでしょう。

 

日本では多くの人が男女平等を味わったことがないので
知らない世界に対して恐怖を感じると思いますし、
(私も味わっていませんが)
平等に近づくことで、新しい不都合が出ると思います。

初めてのことだから、失敗もきっとたくさんある。
でもやはりチャレンジする価値はあると思います。

また、日本の未来を考えたとき、
すでに窮地に立たされているので
チャレンジする以外の選択はないと思うのです。


……こういうジェンダーの投稿って人気ないんです(≧∇≦) 

Facebookでも「いいね」が通常の半分以下です。
でも気づいてしまったから書くしかないんです。

この話は自分だけのものではなく社会のもの。
一人でも感じた人や賛同してくれる人がいるとうれしいです。

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

 

『いい会社のよきリーダーが大切にしている7つのこと』