きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

「風通しがいい」ってどういうこと?

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

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【瀬戸川礼子の幸せに働き生きるヒント】115回目は

「風通しがいいってどういうこと?」がテーマです。


※この動画のおまけブログは下のほうをご覧ください。

 

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さかのぼること20数年前。

就活サイトの取材でたくさんの会社に出向いたとき、
若手先輩社員のみなさんは言いました。

「うちは風通しがいいんです」

でも私は「そうなのかな」と疑問を持ちました。

と、ここから「風通しがいいってどういうこと?」を、

①風通しのよさとは?

②風通しがいいと何が起こる?

③どうすれば風通しがよくなる?

の3項目を考えていきます。ぜひご覧ください。

 

~  ~  ~

 

ではここからは「おまけブログ」です。

本当は「風通しが良くなっては困る」?

風通しがよくなるのはいいことですが、

実は「風通しが良くなっては困る」

そういう人や会社も存在します。

というか、たぶん、きっと、
「困る」ほうが主流じゃないかな?

 

なぜなら、
言いたいことが言えない会社のほうが
日本中、どこでも多いはずだからです。

なので、
それが当たり前になった人にとって、
風通しがいい職場なんて困ります。


ある経営者は、
いままで指示に従っていた人が
自分の意見を言い出したら
なまいきな社員だと思うでしょう。

自分が否定されているみたいで
いらいらします。

前のほうがずっとやりやすかった
と思うことでしょう。

 

ある社員は、
自分の意見を言える、といわれたって
ほとんど言ったことがないのに
何を言えばいいか、とまどいます。

主体的に、と言われたって、
今まで指示に従ってやってきたんだから
指示を出してくれないと困ります。

 

~  ~  ~

 

本当に風通しのいい会社にするには、
情熱、包容力、覚悟が要ります。

 

で、私が30年間の取材で知ったのは、
それが覚悟できるのは

めちゃめちゃ愛情深い経営者がいるとか、
心底、窮地に立たされたときだけです。


「風通しがいい」というのは
耳障りのよい素敵な言葉なのですが、
実現するプロセスは素敵じゃない
辛いこともいろいろあるからです。

 

でも大丈夫。

全社を変えるのは超大変ですが、
実際やっている方々は何人もいますし、

全社は無理でも、
自分がいる部署だけなら
可能性はぐんと上がります。

部署が無理でも、
隣に座っている人となら
可能性はもっと上がります。

一人の人と風通しがよくできたら、
それを二人、三人と広げていけば
部署になります。

 

爽やかで優しい風の通る場所に
いられるように、
半径5mから変えていきたいですね!

 

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。