こんにちは。
週末いかがお過ごしですか。
私は、読書と録画しておいたテレビの日。
NHKの『新・映像の世紀』を観たんですけど、
なんだかね、群衆の怖さを思いました。
一人一人は良心的であっても、
群衆になったときに、
間違った方向に突っ走ってしまうことがある。
でも、「いや、おかしいでしょ」と
それぞれが思って、それぞれが発言できたら、
歯止めが利く確率が高まるかもしれません。
短絡的な考えかもしれませんが、大事だと思います。
そこで、今日のテーマはこちら。
「わかった?」より
「どう思った?」と聞こう
親、先生、講師、先輩、上司、経営者など、
人に教える立場の人は特に、
相手が理解できたか知りたいので
「わかった?」と聞きがちです。
私も聞いてしまうことがあるし、
それで問題ない場合もあります。
ただ、同じ聞くならできるだけ
「どう思った?」がいいと思うんです。
「わかった?」の答えはイエスかノーですが、
「どう思った?」に答えはありません。
つまり、
自分の思いを自分の言葉で語ることになり、
ということは、
考える習慣・意見する習慣につながるはずなんです。
で、「どう思った?」と聞くときのコツは、
相手に圧を書けないよう、
ふんわり・やんわり・ぼんやり聞くことです。
圧をかけて聞いてしまうと、
「正しいことを言わなければ怒られる」と、
暗黙のうちに思わせてしまい、
そこで出た意見は、
本来のその人の意見とは言えないからです。
「わかった?」と聞くほうが簡単です。
「どう思った?」は時間も手間もかかります。
でも、「私はこう思う。なぜならば~~」
と、自分の頭で考え、
自分の言葉で意見できる人になる必要があると思います。
その力を持っていれば、
自分の道を歩みやすいし、
搾取の罠からも逃げやすいし、
群衆が暴走したときにも、
「ちがくない?」ときっと思える。
たとえ、命を守るために、
他民族を排除するような間違った方向に進む
群衆に迎合しなければならなくても、
魂までは奪われないでしょう。
いや、なんか、
ちょっと大げさになっちゃいましたけど、
「どう思った?」をできるだけ増やしたい。
そんなことを思ったのでした。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。
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