きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

日本最大のモスク「東京ジャーミィ」に行ってきました

 

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

2022.10.15.土曜日。
東京ジャーミイ」に行ってきました。
正式名称は、
東京ジャーミイ・ディヤーナト トルコ文化センターです。
 
 
 
日本とトルコの国旗

 
 
東京にこんなところがあったなんて!
代々木上原にある日本最大のモスクです。

 

15時の礼拝を見学させてもらいました。
手前は全員、日本人の見学者です。
女性は見学者であっても髪を覆うショールをつけなければなりません。
 
2階は女性専用スペースです。

 
東京ジャーミイは、写真の通りの、
それは美しい場所なのですが、
意外なことに、静寂は求められません。
 
礼拝中に見学者がぞろぞろ入って行っても、
写真を取っても、
子供が走っても、
ご自由にどうぞというスタンスなのです。
 
想像では許されない気がしていたので、
寛容さに驚きました。
 
この日がたまたまそうだったのではなく
いつもこんな感じだそうです。
体験しなければと分からないことでした。
 
お父さんと子どもが礼拝中。
手前の子どもは寝ころんでいますが、まったく問題なし。
子どもは、好きなようにあり、自然に祈れるようになれば
よいという考えだそうです。

 

 
1917年のロシア社会主義革命で
迫害を受けたムスリムたちは海外に逃れ、
日本にもやってきました。
 
1938年に渋谷に礼拝堂ができ、
1997年にはトルコの援助を受けて、
現在の立派なモスクが建てられました。
 
 
私と友人は、週末の案内付きの見学に
参加したのですが、
案内役の方からは、
過激組織ISによってイスラムの
イメージが悪くなっている懸念や、
他国が中途半端に手出しして
状況がこじれたことなどを
憂いている様子が感じられました。
 
…ほんとに、いつか、
世界が平和になる日は来るのでしょうか。
 
誰だって、幸せになりたいはずなのにーー。
 

 
 
~  ~  ~
館内にはハラールマーケットもあります。
調味料、お菓子、ドリンク、レトルト食品、
お肉、雑貨などなど、
珍しいものがいろいろ売られていました。
 



私は好物のサンザシ(ドライフルーツが好き)
のお酢「サンザシ酢」と、
デーツをチョコとココナツでコーティングした
お菓子を買いましたが、
サンザシは酸っぱすぎ(≧∇≦)
薄めて、薄めて、少しずつ飲み干したいと思います。
 

 
マーケットにて。ミスワックという、この細長い棒はな~んだ?

答え:
先端を水で柔らかくし、歯磨きに使うそうです。
写真左の歯ブラシがヒントでした。
お店で全然、分からず、検索して理解しました。
 
こちらは、マーケットのショーケースにあった
(たぶん手作りの)スイーツです。
ピスタチオに惹かれて買ってみました♪
2つで確か350円。
 
砂糖水がじわ~っと出てくる感じで
超、甘かったです。
 
 
あと、重いので買えませんでしたが、
大きなボトルに入ったヨーグルト(750円)が人気です。
逆さにしてもこぼれないヨーグルト。
やっぱり買えばよかったなあ。
 
 
マーケットには、
日本でも人気「アレッポのオリーブ石鹸」もありました。
1000年前からアレッポでつくられている伝統の石鹸です。
 
ところが、アレッポのあるシリアは戦争で情勢が悪化。
現地では作れなくなってしまい、
このアセッポの石鹸はトルコで作られています。

ラベルの下に緑の文字で
「アレッポの職人から」と。
 
トルコに避難し多くの困難を乗り越え
石鹸作りを再開出来ました。
母国の平和を祈りながら石鹸作りを続けて参ります」

 
 
薄いオレンジ色がトルコです。

~  ~  ~
 
同じ東京にいながら、
まったく知らない世界がありました。
 
イスラム教では、毎日5回、アラーの神にひれ伏して
祈りをささげるのはもちろん知っていましたが、
祈りの場でその姿を見るのは初めてです。
 
男女は絶対に一緒にならないこと、
イスラムの神はどこにも姿がないことも、
分かっていましたが、
本当にそうなんだ、と体験することができました。
 
頭で知っていたことと、
実際に現場で感じたことは
まるで違う体験です。
 
人間が持つ恐怖心について、
宗教の存在について(私は無宗教)、
世界の平和について
いろいろなことを感じ、思いました。
 
【おまけ】
この日のランチは初めてのブータン料理。
パクシャパといって、豚バラ+大根+唐辛子を煮炒めした
代表的なご馳走をいただきました。
大根に味がしみ、ほどよくスパイシーで美味しかったです。
at ガテモタブン

 
もっと冒険して、
もっと知らない世界を知り、
放電と充電をしていこうと決めました!
 
次はどこに行こう!?

瀬戸川礼子でした。