きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

善行は一人でやろう

 

こんばんは。
今日のテーマはこちらです。
マザーテレサのドキュメント映画の中に、
こういう場面があります。

マザーの活動に感動した男性が、
「皆に寄付を募ります」とマザーに言うんです。

するとマザーは、
「やめてください」と即答します。
寄付を募るのは
どうやら禁止されているみたいなのと、

そしてこう言うんです。
「あなたが一人でやってください。
 
そのほうがあなたが嫌な思いをしませんから」

私はこの考え、とっても大事と思います。

困っている人を救うような善行って、
誰かに声を掛けたくなると思うんです。

でも、それが押し付けになることが
結構あるんですよね。

・心の温度差が違う
・時間のゆとりも違う
・経済的なゆとりも違う
・興味の在り方も違う
・価値観も違う

人はいろいろ違うので、

食事や映画に誘うときは人を選ぶのに、
善行のときはそれが免罪符になって、
「寄付してください」
と、誰かれかまわず言ってしまう。


私の経験で言うと、
ある日突然、普段、何のコンタクトもない方から
「寄付のお知らせをシェアしてください!」
とダイレクトにメッセージが来ることもあり、
びっくりさせられたりします。

人の振り見て我が振り直せで、
私も気を付けようと思ったりしてます。

~  ~  ~

ところで、いい会社の経営者って、
いい会社にするための善行を
一人で始める人が圧倒的に多いです。
一番多いのは掃除です。

最初から「一緒にやろう」って言わない。
まずは自分一人でやって、
後から人が増えていくんです。


善行って、周りもわかっているから、
押し付けられるとかえって嫌がられて
逆効果なのだろうな~と思います。

それは、寄付と同じで、

人から押し付けられた寄付を断るときは
お金は出て行かないけど、
なんだか嫌な思いをしなければならない。
自分から希望して寄付したときは
お金は出て行くのに、
なんだかいい気分になれる。

それは「私が自分で選んだ」からでしょう。

なので、会社経営であっても
「自分で選ぶ人」の出現を
待つ必要があるんですね。

気の長い話だけど、
一人で始める善行のほうが、
きっと続くし、
結局、仲間もできやすい。
そんな気がするのです。

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子でした。
そしたらまた~

YouTube【幸せに働き生きるヒント】
善行だと思っていただくのは人様の判断ですが
一人でやっているのは事実です♪
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