きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

「かかあ天下、うちの財務省は妻、女房の尻に敷かれる」の共通点と隠されているもの

 

こんにちは
久しぶりに雨が止んだ東京です。
今日のテーマはこちら。
「かかあ天下、
 うちの財務省は妻、
 女房の尻に敷かれる」
 の共通点と隠されているもの

 

言うまでもなく、
3つの言葉の共通点は、
「うちでは、夫よりも
 妻のほうが上である」
ですよね。

 

このように、
妻のほうが上、
妻のほうがえらいという表現は、
昔から笑いを誘います。

 

私も普段はこういう話を聞くと
ぷっと笑っちゃうんですが、
あとあと思うんです。
これ、夫で言いかえると
ぜんぜん笑えない話になるんだよなーって。
・夫の天下
・うちの財務省は夫
・夫の尻に敷かれる

 

なんかいきなり妻の悲壮感が出ちゃって、
笑うどころかDVっぽく聞こえませんか?
主語を入れ替えるだけで
伝わってくるものが全く変わってしまう。

 

ここから何が分かるかというと、

 

もともと言われている、
・かかあ天下、
・うちの財務省は妻、
・女房の尻に敷かれる は、
「現実では女性が下なのに」という、
暗黙の了解があるから成り立つ
逆説的な笑いだ、ということです。

 

庶民が政治家を揶揄するのは笑えるけど、
政治家が庶民を揶揄するのは笑えない。
その構図と似てますよね。
本来フラットであるはずの関係に、
根強い上下関係を感じている証拠でしょう。

 

言葉という葉の裏に、
日本古来からの思想がひっそりと隠れています。

 

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子でした。
ほいじゃまた来週~
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