きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

個人保証を外すために大切なこと

 

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

YouTube【幸せに働き生きるヒント】
52回目のテーマはこちらです。

 

「個人保証を外すために大切なこと」

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・個人保証って何だ??
・個人保証の弊害
融資する側は、なぜ個人保証を取りたいの?
・融資ポイントの1位は?(帝国データバンク調査)
・本気さを分かってもらうために必要なこと
・給与面・経費面・資産面
・経営者の資質
・社員の資質
・挑戦者と支援者の理想的な関係



こういう話ってなんだか堅苦しいですし、
融資を受けている会社の経営者や、
そのパートナーでなければ、
あまり関係のないテーマだと思うんです。
 
が、 いつ何時、
お金を借りる必要に迫られるか分かりません。
借りる必要がなくても、
知識・考え方として知っておくと
いろいろな場面に応用できる話なんです。
 
2倍速なら5分で終わります。
ぜひ一度、聞いてみてください。

~  ~  ~

 

では、ここからは動画では語り切れなかった
おまけブログです。
 
05:07から話している「給料の話」
追加で事例を話すと、
働いていない妻を働いていることにして、
毎月、給料を払っている会社は
結構、多いと思います。
 
社員の立場だと「許せん」って話ですが、
理由を説明できるなら、いいと思うんです。
 
例えば、社長一人の給料が高すぎると
こうこうこうで、問題がある。
そこで、妻の給料として別に払い、
その分はもしもの時のために、
会社用として貯めてある。
その証拠はこれである、とか。
 
あるいは創業時に莫大な個人資産を
担保に出しているので、
早く取り戻したいため、とか。
 
こういう話を知らせるのは、
幹部だけでいいかもしれませんが、
透明性こそが担保されたほうがよくて、
複数人でやっている会社は、
実情を見せたほうが安心だと思います。



もう一つのおまけはこちらです。
数字を社員に公開すると、
社員が周りに言いふらすんじゃないか問題
 
疑心暗鬼になる方が多いですがー、

 

*それはないとは言えない。
 そもそも信頼関係はどうかの話になる。
 
*いいふらされて実害を受けることはない。
 実は見栄の話だったりする。
 
*数字に興味を持ってもらえないことの方が多い。
 せっかく勇気をもって数字を見せても、
 反応がなかったりして、拍子抜けする。
 損益計算書を見せても理解できません。
 (私が理解できない人だったのでよく分かります)
 
数字に強い会社になるには、
・売上のなりたち(客数×客単価)
・原価って何を指すの?
・粗利とは何か? 
・歩留まりって何なの?
・粗利と営業利益は何が違うの?
・給料はどこから出るの?
などなど、
みんなで基礎から理解していく必要があります。
製造業とサービス業では内容が変わるので、
ちゃんとみんなで学びましょう!

そしてこれを行なっていく過程で、
「浪費」を防ごうと、
主体的な感覚も生まれたりします。



私は独立するまで勤めていた会社の
売り上げも利益も知りませんでした。
腑に落ちないけれど、
社員には知らされないものなんだ、
と思っていました。
 
でも、違いました。
取材先のいい会社は、
公表の義務がなくても
全員にオープンにしていました。
だって、みんなでつくっている
会社ですもんね。

 

数字は透明に、オープンに。
赤字が黒字になるパワーにも
つながるんじゃないでしょうか。
 
貸す方も透明な人・会社のほうが
個人保証を外しやすいです。
 
外せるなら外して、
軽やかに、誠実にやっていきたいですね!
 
数字が苦手だった私が分かりやすく話したつもりです。
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経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子でした。

 

 


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