きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

DXのセミナーや番組の登壇者、半分は女性

 

こんにちは。
きのう珈琲豆を買い忘れていて、
テンション低い朝を過ごした瀬戸川礼子です

 

さて今日のテーマはこちら。
DXのセミナーや番組の登壇者、半分は女性

 

DXとはデジタルトランスフォーメーションのこと。
DTって書かないから、分かりにくいですね。
で、それはともかく、
DXの浸透以上に、
いい流れだな~って思ったことがあります。

 

2枚の写真を見てください。

 

DX.jpg

 

IMG_4418.jpg



気づかれましたか?
1枚目は登壇者の半分が女性、
2枚目は登壇者の半分以上が女性なんです。

ビジネス系のセミナーや番組では、
これまでほとんどなかったことです。
従来から見慣れた光景は、
男性陣が複数人いる中に、
女性が1人いる、というものでした。
その女性はアシスタントであることも多かった。



それが今、こういう写真が見られるとは
いい流れだなあ~と、思ったのです。

 

~  ~  ~


2020年夏、
男性起業家uni'que CEO の若松和男さんが、

ジェンダーギャップなイベントの
 登壇をお断りすることにしました」
と、noteに書いて話題になりました。

女性登壇者比率が低いイベントへの登壇は
 お断り
させていただくことにしました。

 3人以上の登壇者がいるイベントで、
 25%以上女性登壇者
 (アシスタント的な人ではなく)
 がいない場合は、
 丁重にお断り
しようと思います」
記事はこちら!
スクリーンショット 2021-05-27 123759.png
~  ~  ~

 

3000社超の会社取材をしてきた私はこれまで、
経営シンポジウムなど複数の登壇者がいる場で、
唯一の女性登壇者になることが多かったです。
チャンスと言えばチャンスだけれど、
唯一の女性であることを嬉しいと感じたことはなく、
女性がゼロよりはましだろうと思ってきた面もあります。
また、私はスピーカーの役目を果たせるのに、
司会を頼まれることもありました。
もともとインタビュアーだから司会もできます。
でも、私は生け花の花じゃないんだよ、
というのがあるわけです。
司会を受けるときは、
「私も言いたいことを喋ります」を条件にしてきました。
そうすれば、
この女性司会者は、スピーカーの男性と互角に喋れるし、
この女性の発言は、より現実的で建設的である、
と思ってくれる人がいるかもしれないからです。
私の得点を伸ばすためではなく、
女性に対する見方が少しでも変わればいい、
そういう思いで、
このような不本意な仕事も受けてきた面があります。

 

~  ~  ~

 

今回、女性が半数もしくはそれ以上いる
DXのちらしを立て続けに見て、
いろいろ思うところがありました。
2019年に都内で行われた
ティール組織のカンファレンスでも
著者のラルーさんが言っていました。
登壇者がほとんど男性だ。
次に僕が来るときは、
ほとんど女性になっているといいね。

 

~  ~  ~

 

女性の登壇者や管理職は、
そもそも現状では絶対数が少ないので、
探すのが難しいとよく聞きます。
そういう世の中だったので仕方ありません。
海外では女性管理職を同等にしないと
「罰」が与えられたりしますが、
「努力」で進めていく日本においては、
先に紹介した若松さんのように、
自らの意思で、
半径5mから世界を変えていくことが
大切になると思うのです。
男女不平等を改善していった社会のほうが
豊かだからです。



また最近、著名な男性が、
全員男性登壇者のシンポジウム告知を
リツイートしながら、
「こういうのを見ると気分が悪くなる」と
twitterに書いていました。

 

男性ばかりの登壇者が未来を語るとか、
はっきり言って笑っちゃうんだけど、
それがいままでは当たり前だった。

でも、「なんかおかしくない?」と
「気づく人」が増えています。
気づくことから始めましょう。

 

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子でした。

 

30個のサムネ.jpg

 

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