きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

リサイクルとは違う「アップサイクル」を知っていますか?

 

こんにちは。
今日のテーマは、
「リサイクル」とは違う
「アップサイクル」を知っていますか?
です。

 

写真は、(株)ガイアックスによる
コミュニティビル「永田町GRID」の屋上です。
IMG_3586.jpg


敷き詰められているのは、
建設現場の足場に使われていた廃材。
通常は捨てられる運命ですが、
これを屋上に敷き詰めておくと、
雨や風や光によって
程よいエイジング効果が加わり、
買い手のつく、
アップグレードした木材に
生まれ変わるそうです。

IMG_3587.jpg


リサイクルの場合は、元の形を変えて、
分解したり加工したりする作業が発生するので、
そのためのエネルギーが必要となり、
その分、地球に負荷がかかってしまいます。
(しかしそれでも、私たちのゴミを
 そのまま捨てるよりは環境のためによく、
 不可欠な仕事をやってくれている
 縁の下の力持ちが世の中にたくさんいるのです)

一方、このアップサイクルは、
元の形を生かします。
加工のエネルギーが少ないので
地球への負荷が抑えられるというわけ。
なるほど~💡
素晴らしいアイデアだなと感心しました。

ビルに囲まれた屋上にお花畑も。
IMG_3584.jpg


アップサイクルにはいろいろあって、
ここで紹介した廃材→付加価値のある木材のような
「加工エネルギーゼロ」もあれば、
廃棄する手前の服を、別の服に加工し直すような
ちょっとエネルギーがかかるものもあります。
でも、アップサイクル
できるだけもとの形を生かし、
「アップ」という言葉からも分かるように、
元の商品よりも価値を上げるので、
使われる年月(寿命)も延びるのです。

アップサイクルの反対の概念は
ダウンサイクル」です。
古くなった服を雑巾にするとか、
新聞紙を古紙にするなどで、
前よりも価値が下がり、
結局、捨てられるものです。
ただ、ダウンサイクルが
ダメという訳ではなく、
そのまま服を捨てるより、
せめて雑巾にしたらいいですよね。

従来のリサイクル
これからも引き続き欠かせません。
リユース(再利用)も、
リデュースも大事です。
ダウンサイクルも。
そしてこのアップサイクルも。
これら多様な取り組みに優劣はなく、
場面場面によって必要となるものでしょう。
どれも地球を大事にする取り組みです。
素晴らしいし、ありがたいです。
誰かがやってくれているから、
ゴミの山で暮らさずにすんでいます。
できるだけゴミにならないよう、
必要なものを必要なだけ買って
長く使いたいですね!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士
の瀬戸川礼子でした。
youtube【幸せに働き生きるヒント】
こちらです💡
30個のサムネ.jpg



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