珍しく歴史の話 ~ ~ ~
後の徳川家康である松平竹千代(当時8歳)を
人質にとった今川義元は、
家来に命じました。
「むごい教育をせよ」
大人になった徳川家康 ⤵
さて、「むごい教育」と聞いて
あなたはどんな光景が浮かびますか?
家来たちは、8歳の竹千代に
このような教育をあてがいました。
粗末な食事しか与えず、
休みもほとんど与えず、
厳しい武術の訓練をさせたのです。
ところが、命じた義元は激怒します。
むごい教育とは、そういうことではない、
朝から晩まで贅沢をさせよと言うのです。
贅沢な食べ物を与え、
好きなだけ寝させ、
夏は暑くないように、
冬は寒くないように計らい、
学問を嫌がるならさせなくていい。
「そのようにすれば、
たいていの人間はだめになる」と。
いや、ほんとに。
今川義元、おそるべし。
これぞ、むごい教育です。
~ ~ ~
さて、私たちは(恐らくみなさんも)大人なので、
こうした「むごい教育」を自分に与える張本人は、
自分自身になると思います。
空いている時間を、
ソファーの上でまったり過ごすのも、
パチンコや競馬などギャンブルに費やすのも、
ゲームをして過ごすのも、
自分の自由で何の問題もありません。
また、
将来の身になる読書に当てるのも、
研修を探して受けるのも、
資格の勉強をするのも、
筋トレするのも、
これも自由です。
どういう過ごし方が、
未来の自分にとって
「むごい過ごし方」になるのか、
ここはちょっと考えておきたいところです。
「今」の楽しさと、
「未来」の楽しさ。
どちらも大切なんですが、
今を楽しみ過ぎて、
未来に影が差したら嫌ですよね。
優先順位を決めて、
むごくない過ごし方をしましょうね!
愛の経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子でした。
私は良い研修の受講を勧めます! こちら。