きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

夢のやうに美しいが現実のやうにたしかな文体

 

昨夜、PCで映画羊と鋼の森
観ていたら、素敵な文章に出合いました。

 

「明るく静かに澄んで懐しい文体、
少しは甘えてゐるやうでありながら、
きびしく深いものを湛へてゐる文体、
夢のやうに美しいが
現実のやうにたしかな文体……

 

私はこんな文体に憧れてゐる。
が結局、
文体はそれをつくりだす
心の反映でしかないのだらう」
(原 民喜/沙漠の花 より)
※原文はこちら

 

この文章は、映画の中で、
ピアノ調律師の目指す姿として
語られていました。
なので、どんな仕事にも
重なるということですね。



私はまさに書き手として、
このような文体を紡ぎ出せたら…、
と切に願っています。

 

もっとも、
ビジネス系の執筆が多いから、
夢のように美しい文体よりも
現実のように確かな文体が
求められているだろうなとは思います。



でも、現実のように確かな文体は、
5W2Hをしっかり入れて
要点を外さずにおいたら
誰だって書けるのです。
それだけではちょっと、夢がない。



明るく静かに澄んで懐しい文体、
少しは甘えてゐるやうでありながら、
きびしく深いものを湛へてゐる文体、
夢のやうに美しいが
現実のやうにたしかな文体
…心に留めておこう。

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子でした。
youtubeはこちらです。
24回分のサムネ.png

 

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