きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

訪問介護の調理支援で、同じ料理ばかりは誰の責任? 

 

こんにちは。
今日は「リーダーは誰?」を考えてみようと思います。

 

親の介護をしている友だちから聞いた話で、

訪問介護には「調理支援」という

サービスがあるそうです。

 

介護が必要な方に対して、

自宅訪問時にご飯をつくってあげるサービスです。

 

で、私の友人もそれを頼んでいて、

彼女の家に来てくれる方は、

調理のバリエーションが豊富で

毎回、とても楽しみなんだそうです。

(多めにつくってくれるから
 娘である彼女の分もある)

 

ちなみにこういうサービスを知る上でも、

よいケアマネージャーさんとの出会いが

すっごく大事なんだと聞きました。

 

それと利用者側の「一度やってみよう」という

柔軟性や好奇心も必要なんじゃないかな。

 

~  ~  ~

 

で、ここから本題。

 

友人の知り合いの話です。

その知り合いも「調理支援」を頼んでいますが、

調理をしてくれるヘルパーさんは、

「野菜炒め」しか作らないんだそうです。

 

そうなると、最初はよかったけど、

介護されている本人も家族も飽きちゃって、

もう誰も食べない(笑)。

 

冷蔵庫も冷凍庫も、

「野菜炒めまつり」

「野菜炒めキャンペーン」

「野菜炒めフェア」になってる(≧∀≦*)

 

はい。では、この話、

どこに問題があると考えますか?

 

・野菜炒めしか作らないヘルパーさん?

・ヘルパーさんを指導しない派遣主?

・作ってくれたものを食べない被介護者?

・調理支援を頼んだ家族?


「これが正解です」という

一つの回答はありませんが、

この話をしてくれた友達と私の見解は同じです。

 

依頼主である家族が、

「野菜炒めはもう飽きたので

 他のものをつくってほしい」

と、ヘルパーさんに言うべき。

 

まあ、もちろん、

ヘルパーさんもヘルパーさんですよね。

冷蔵庫も冷凍庫も野菜炒めが占領して

食べていないことは一目瞭然なのに、

同じ料理を作り続けるって。

 

でも、ならばなおさら、

依頼主が「こうしてほしい」と希望を言わないと

ずーっと野菜炒めまつりが続くわけです。

food_yasaiitame (1).png

誰がリーダーなのか?

それは依頼主です。

 

なので依頼主は、

この「まつり」を延々と続けるのではなく

収束させるために動いたほういいです。

 

性善説で考えたり、優しく接したり

するのは大切なことですが、

人に親切であるということと、

家族や自分が困っているのに我慢することは

イコールではありません。

 

「なぜ〇〇してくれないの」

という批判的な言い方ではなく、

「私はこうしてほしい」

と希望をちゃんと伝えたらいいのになあ。

 

物事は一方だけが悪いという事はなくて、

お互いがその現象を作り出しているので、

 今回のようなケースでは、

改善する力を持った人、

つまりリーダーが動いたほうがいいですよね。

 

私は感情をすごーく大事に考えるタイプですが、

こういうときは感情を脇に置いて、

「飽きたから他の料理にしてくださいね」って

さらっと言っちゃうと思います。

 

 さらっと言うときがリアルな肝試しです(笑)。

 

 よりよい状況をつくるには

優しさだけじゃなく、勇気も必要。

 同じような状況に応用できる

考え方じゃないかなと思って

書いてみました😊

 

野菜炒めが食べたくなったような…、
もう当分、食べたくないような…、
どっちか分からなくなっている
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子でした。

 

※ youtubeはこちらです。


「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川 礼子
「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川 礼子

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