きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

都知事選2020に思うこと ~政治のレベルは国民のレベル~


こんにちは。
今日のテーマは、
都知事選2020に思うこと 
~政治のレベルは国民のレベル~ です。
昨日、一票を投じてきました。


結果は、小池さんのすさまじい圧勝。
私としては残念な結果となりました。

小池百合子さん 366.1万票
宇都宮健児さん 84.4万票
山本太郎さん 65.7万票


さらに残念なのは
55.0%という投票率の低さです。
半分近くが無関心だった…。
しかも、2016年の前回よりも
4・73ポイント下がりました。


おかしいなあ。
今回初めて、投票で並んだんです。
ソーシャルディスタンスだとしても、
行きも帰りも20人以上並んでいたので、
投票率は高い?と期待したのに、まさか下がるとは。
ちなみに、スウェーデン投票率は80~85%です。

「政治のレベルは国民のレベル」
と言われるのはその通りで、
多くが政治に無関心だったら、
政治家が決めたことに文句も言えません。


NHKの意識調査。

青に共感。
赤の「発信力」は、コロナの時期は高くなって当然で、
知事の資質と関係あるかな?

日本の首都の知事選でありながら、
自分に不利になるであろうテレビ討論を避けたのに、
「発信力が高い」という認識はなぜ生まれるんだろう?


それで私が今回思ったのは、
政治の話を日常会話にしないと
本当にまずいことになる、
ということです。


「政治と野球と宗教の話はするな」
という昔の呪縛から抜け出しましょう。
野球と宗教はともかく、
政治はすべての人の生活・仕事に関係があります。
なのに政治の話をしてはいけない風潮って
やっぱりおかしい。


私たちが大人しく黙っていると、
「お金に困っておらず、
お金の使い方を知らないエライ人」に
ついていかないといけないことになります。
国政も昔からそうなっていますけど。
そうなっていることを、せめて知っておかないと。

多数決で決める民主主義国家である以上、
誰が当選しても激変はしないです。
今回もし他の人が当選していても
ほとんど何も変わらないように感じるはずだし、
「どうすればいい?」の正解は
複雑すぎて誰も出せないでしょう。


一方がいい目を見れば、
一方はいい目を見られないことが山積みで、
全員を満足させる施策はなさそうです。


分かりやすいのは東京オリンピックです。

政府や知事は延期して行うと言いますが、

追加費用が3000億円かかる試算があって、

3000億円÷365日=8.2億円

毎日毎日、8.2億円の血税が消えています。

日本はもはやお金持ちの国ではないけれど、

今日も明日も8.2億とさようならです。

でも、選手や関係者やファンは

もちろん開催をのぞむでしょうし、

選手の努力が報われてほしいのはもっともです。

そして、大手ゼネコンは儲かっています。

こういう風に、
あちらをたたせばこちらがたたず。
誰もが満足する施策はないのです。


でも、私たちが無関心を装わず、
政治について「どう思う?」を語る習慣がついたら、
政治家ももっと誠意を持ってあたるはずです。

専門分野を持つ人ならわかると思いますが、
相手の知識もかなり高いぞ、と思ったら、
気を引き締めて物事に当たりますよね?

政治も同じだと思います。

政治にはさほど詳しくない私ですが、
もっと関心を持とうって強く思いました。
どうせ誰がやっても…とあきらめずに。

もう始めているけど、
友だちや家族など、親しい人から対話していこう。
「私はこう思うけど、どう思う?」と。

都民で経営ジャーナリストの瀬戸川礼子でした。

【おまけ】
ベランダのトマトを1つ初収穫しました。
なんか感激。ほどよい酸味で美味しい。