きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

人財課題解決セミナー3に参加しました ~半年間毎日「日誌」を書く~


人財課題解決セミナー3回目」を受講しました。

主催はネッツトヨタ南国から誕生した

ビスタワークス研究所です。

講師は結城貴暁さん。

ネッツの採用教育担当でもあります。

5時間をかけ、

主に「人財育成」について

具体的な取り組みをたくさん語ってくださいました。

データも豊富で充実の内容。

行ってよかった~!

1つ紹介させていただきます。

◇ この写真は、
 ネッツトヨタ南国 の新入社員が
 毎日1ぺージずつ書く日誌です。

上から下まで改行なしでびっしり。

日記ではなく「志を言う」という意味で「日誌」です。

出来事を連ねるだけではなく、

自分の考えや思いを書く。

これをですね、半年間、毎日続けるのです。

続ける新人さんもすごいけど、

赤ペン先生をする結城さんもすごい。

直属の上司や先輩たちも必ず読んでサインします。

新人さんは最初はなかなか書けないそうですが、

だんだん早く書けるようになり、

質や深さが変わってくる、と。

先輩たちの毎日のフィードバッグが

「継続」を支えてくれます。

上の写真のように、手書きする日誌は、

想像力・愛情・優しさといった人間脳(前頭連合野

を鍛えることになるそうです。

また、自分の頭で考える力や

語彙力も相当、鍛えられそう。

ネッツトヨタ南国で働く方々に話を聞くと、

しっかり要点を理解して、理路整然と、

しかも心ある言葉を語ってくれるので、

「そんなに若くて、どうしたらそうなれるんですか」

と、何度か聞いたことがあります。

今日、結城さんが教えてくれたこの話によって、

理由の一端が分かった気がしました。

「自分の頭で考える」のは大切なんだけど、

やっていないと方法が分からないし、

疲れるし、ほんと大変。

だから、やらない人はやりません。

発言は誰かの受け入りになり、

「自分の意見がない人」になってしまうことも。

ネッツトヨタ南国のように、

こうして強制的にでも毎日

日誌(志を言う)を書く環境は、

なんと恵まれていることでしょう! 

1年後、3年後、恐ろしく差がつきそうです。

3回にわたる「人財課題解決セミナー」。

1回目は横田英毅さんと大原光秦さんによる「考え方」、

2回目は小松友紀さんと長山大助さんによる「採養」(採用)、

そして今回は結城貴暁さんによる「人財育成」。

各5時間たっぷり学べ、大変充実しています。

組織にいる方なら、2人で参加されると

終わった後に話し合いができて

いいんじゃないかなと思いました。

あと、本来は1~3月開催の予定でしたが、

3回目はコロナで2度延期となり、

7月の今日となりました。

しかも密にならないよう、

参加者を2日に分けて行われました。

赤字ですよね…。

しかも、主催側は参加者に連絡したり、

会場を予約しなおしたり、

さぞ大変だったことと思います。


けれど、人財育成の課題解決に役立ちたい

という思いのほうが上回っている方々なのですよね。

素晴らしい。お陰様で有意義な学びとなりました。

ありがとうございます!

経営ジャーナリストの瀬戸川礼子でした。

「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川礼子
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