きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

リアルでやったら失礼になることは、オンラインでもやらないほうがいい ~顔を出す・出さない問題~


こんばんは。
今日のテーマは
リアルでやったら失礼になることは、
 オンラインでもやらないほうがいい 
 ~顔を出す・出さない問題~」です。

日中、あるオンライン会議がありました。
メンバーは男性10人と女性は私のみ。
50~70代の男性が多くを占めました。
オンラインで集うのは初めてですが
リアルですでにお会いしている間柄です。



それで、私の感覚では、
こういう少人数の限られたメンバーでのオンライン会議は、
全員が顔を出すのが「常識」になっています。
そういう人がきっと多数ではないでしょうか。


毎週のように行っている
ホワイト企業大賞のZOOMミーティングしかり、
いろいろなメンバーとの
オンライン飲み会やオンライントークしかり。
顔を出さないという発想がなかった。


なので、ひと手間かけてメイクして(笑)、
ビデオONでスタンバっていたんです。


~ ここから「ところが」が3回続きます~


ところが①
今日の会は、スタートしても
半分の人は顔を出しません。
     ↓
こんな感じ


ところが②
主催者も司会もそこには触れず
そのまま会議を進めようとします。

そこで私は、
「ちょっといいですか」と話を止めて、
「顔を出す・出さないを決めませんか」
と、提案しました。
※ モヤモヤが生まれたら「最初が肝心」。



ところが③
反応が薄~い(笑)。
なんと、ほかの人は気にしていない模様。
ほんと?  ちょっと驚く。


そこで、感覚がちがうことを理解し、
ここまで言う必要があるんだと思いつつ、
提案の意味をお伝えしました。

「一部の人は顔を出していて
 (他の人から顔を見られていて)
 一部の人は顔を出さないのは
 (人の顔は見るけど、自分は見せない)
 フェアじゃない気がするんです」


顔が見えないと話しにくい、
という観点もありますが、
私にとっては「フェアでない」
ということのほうが問題でした。
フェアでないというのは
「優しくない」ということだから。


すると、ベテラン男性の一人が
「みんな顔を出しましょうよ」と言ってくれ、
一件落着となりました。
結果、いい話し合いができたように感じています。



途中、参加者の一人に
「顔を出さないと瀬戸川さんに怒られる」
って言われましたが(←冗談としてです)
会の質を高めるために、必要な提言でございます。


何十人も何百人も参加するオンライン講演なら
参加者はビデオOFFでもいいと思うのです。
普通は、話すのは登壇者だけなので。
グループディスカッションがあるなら
そこでは顔を見せあったほうがいいと思いますが。

一方、こうしたオンライン講演ではなく、
一人一人が意見を交わすオンライン会議では
顔を見せ合うのがマナーじゃないのかな。


私の考えとしては、
リアルでやったら失礼になることは、
オンラインでもやらないほうがいい、です。
(これは、顔を出す・出さないに限らず、
いろいろなことに言えると思います)。



今後、私もオンラインセミナーを
開催する必要を感じているので
その際にはルールというか、
それ以前に、思いやりですよね、
そこをあらかじめお伝えして
気持ちよく行いたいなって考えています。

「ビデオONでのご参加をお願いします」
「ビデオOFFで結構です」
「ディスカッションのときだけビデオONにしてください」
などなど事前にお伝えしておこう。


新しい習慣が生まれると、
新しい課題も生まれますが、
新しくても古くても
土台には「優しさ」が必要ですね♡

セミナー講師の瀬戸川礼子でした。