きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

千年先の日本人は2000人? ~日本の人口について把握しておこう~

 

こんばんは。

昨日のブログの最後に

「千年先は?」と書いたことから

気になって人口を調べてみました。

未来は誰にもわかりませんが、

唯一、人口だけは予測できるからです。

日本の人口が減っているのは

承知の事実ですよね。

最初にさくっと書いてしまいますが、

千年後(西暦3000年)の

日本人の人口は2000人だそうです。

(国立社会保障人口問題研究所の試算)

2000人…。

ちなみに、紅白歌合戦で客席が映る

NHKホールは3677席だから、

2000人の少なさが分かります。

希望のあることを書きたいけれど、

お察しの通り、日本人口の話って、

明るい話題がないんです。うーむ。

でも、生きている限り、

誰もが関係者で当事者なので

目をつぶらず見ていきましょう。


下のグラフをご覧ください。出典はこちら

現在地の赤丸は私が入れました。

平成29(2017)年推計の「国立社会保障人口問題研究所」調査結果。

「いまここ」の赤丸はまだ序の口。

これからもっと、

総人口も生産年齢人口も

下り坂に入って行くことが分かります。

日本の人口は、

2008年の1億2808万人がピークでした。

いま2020年5月現在は1億2590万人です。

数を見ると、激減とまでは思いませんが、

この人口減少でいちばん問題視されるのは、

ご存じのとおり

少数の若者で、多数の高齢者の面倒を

見なければならないことです。

2008年の高齢者は21.5%(2754万人)、

現在は28.4%(3588万人)を占めます。

32年後の2055年には、

人口は1億人を割って8993万人になり、

このうち40.5%(3642万人)が高齢者です。

この高齢者の中に、

私もしっかり入っていくんだよなあぁぁぁ


健康で楽しく働いていたら幸せだし、
国の財政も圧迫しませんが、
こればっかりは分からないですもんね。

だから、高齢化は「自分事」だと

とらえないといかんでしょうね。

未来予測の強力な一つになりますから。


ただ、このグラフは現状と違う点があると

私は思っていて、それは、

生産年齢人口(15~64歳)のところです。

これはさっきと同じグラフです

64歳で完全リタイヤする人って周りにいますか?

まだまだ若くて、隠居は早すぎますよね。

もしそれが家事をやらない男性だとしたら、

一日中、家にいられても奥さんが困るよ?(笑)

そんな空気感もあったりして、

働いている人のほうが多いんじゃないでしょうか。

で、65~70歳の人口は約1000万人いるので、

半数が働いているとしたら500万人。

グラフの生産年齢人口はその分、高くなり、

老年(隠居)人口は低くなります。

また、70歳を超えて現役で活躍されている人も

たくさん知っています。

ただ、いずれにしても赤ちゃんが

増える見込みはないので、

グラフ下線の「年少人口」も増えず、

少ない若者で大勢の高齢者を支える構図は

変わりません。


もっと何十年も前から、

生みやすく、育てやすい社会構造に

国を挙げて取り組んでいたら良かったけれど、

女性の声を政策に取り入れなかった。

時すでに遅しです。

もう、くつがえせないところまで来てしまいました。

~  ~  ~  ~  ~

もう少し手前の数字を見てみましょう。

内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局

将来予測によると、

2040年までに予想される人口動態は、

・人口が1億1000万人程度となる

・2040年に老年人口がピークに

・生産年齢人口が毎年100万人ずつ減る

・GDPに対する社会保障給付費が24%程度(190兆円)になる(現在21.5%)

・全国の約半数の地域で人口が50%以上減り、2割は無居住化する

…、いや、なんかさらに、

くら~くなってきちゃった。

わはははは(←苦しいとき、人は本能的に笑うことがあります)。

このあたりにしておきましょう。 

今日は、千年先のことを考えてみようとして、

それはかなり難しいということで、

もっと手前の日本の人口に触れてみました。

技術とか、連携とか、ほかの話なら

明るい未来予測がたくさんあるはずです!

こと人口については

明るい話題が見い出せなかったけれど、

「人がたくさんいる=いいことだ」という

固定概念もあるかもしれません。

実はそうとも限らないかもしれません。


人が減れば自然破壊はだいぶ減ります!
ほかにもきっといいことがあると思います。
どんなことにも良し悪し両面がありますから。

いずれにしても人口という数は

これが現実ですから

しっかり頭の片隅に置いて、

仕事を含めた人生に生かしていきましょー!

最後に、

私は書いていて3つのことを思いました。

1 私は私でがんばる

・心と体の健康を守る

・仲間を大切にする

・自力で生活し続けられるために努力する

(自力で出来ない人にも当然権利がある)

2 世界に目を向ける

・日本のことだけを考えない

・日本と世界はつながっている

・世界人口は増え続けている(問題でもある)

3 政府の政策に興味を持つことが大事

・女性の存在が重要なかぎ。

・大企業や高齢者を優遇する施策ばかりでは危険。

・若い人がもっと選挙にいかないと変わらない。


人口の一人である私たちは、

ともに影響を受け、影響を与えています。

この動態の中で、何をつかんでいきますか?

経営ジャーナリストの瀬戸川礼子でした。

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公園にて。光を撮ったら、黄色から水色の帯が伸びてお洒落でした。

「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川礼子
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