きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

コロナに思う。もうちょっと子どもの気持ちを考えませんか?



最近、ニュースを見てよく思うことがあります。
もうちょっと子どもの気持ちを考えませんか?と。


学童保育の現場にテレビのレポーターが出向き、
「時間を延長して預からなければなりません」


道を歩く子ども連れの親を呼び止めては
言ってほしい言葉を引き出す。
「学校に行ってくれないとストレスですけどね」


そうだろうなとは思います。
でも、それ、すぐそばで子どもが聞いていますよ。
迷惑みたいな言い方をされているのに、
「気にしないふり」をして聞いていますよ。


子どもって、大人が思う以上に、大人です。
自分がいるから大変なんだなって
分かってる子が多いはず。
でも、あえて何食わぬ顔をしていて、
なんか…、胸が痛いです。


もし、あれが大人に対して言う言葉だったら、
傷つけると思って遠慮しますよね。
でも、子どもには分からないだろうと思って、
大人はずけずけ言う。
分かってますよ、子供だって。
大人に言えないことは、子どもにも言わないでほしいなあ。




それと気がかりなのは、親による虐待です。
もともと虐待されている子は潜在的にたくさんいて、
その子どもたちにとっては、学校という場所が
毎日の一時的な逃げ場だったと思いますが、
それが封鎖されるとどうなるか…。



心配されている学力の低下よりも、
ここに挙げたことのほうが私は気がかりです。


かといって、親でもないし、教育委員でもない
何もできない自分。
せめてものこととして、毎日気にして祈っています。

講師の瀬戸川礼子でした。