きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

オンライン会議は、私生活と仕事の分離を統合へとつなげてくれる、かも。

 

オンライン・ミーティング(テレビ会議・電子会議)

が盛んになり、「功罪」がいろいろ言われますが、

こうした新しいものを考えるときって、

「罪」よりも「功」のほうに目を向けたほうが

いいんじゃないかなと思っています。

 

最初から「罪」に目を向けてしまうと、

有益かもしれない「功」をはじいてしまいますから。

 

あとでやろうと思っても、「今さら感」を覚えて、

結局、止めてしまったりして。

 

 

最近、ZoomやMicrosoftTeamのような

オンライン・ミーティングに頻繁に出ています。

 

時節柄、感染防止策として行われていますが、

本来の「功」は、「移動コスト」(時間と費用)

がかからないことですよね。

 

で、もう一つ、じわーっと感じる「功」は、

これまでの「私生活と仕事の分離」から、

「私生活の中に仕事がある」というように、

「統合の感覚」に移っていくことかなと思っています。


さすがにスーツは家で着ないだろうから、

その人らしいカジュアルな姿を見せることになるし、

仮想背景でなければ部屋の様子が垣間見れるし、

途中でピンポ~ンと宅急便が来たりします。

 

子どもが好奇心で顔をのぞかせると楽しいし、

飽きちゃってむずがったりするのは面白い。

その一つ一つが自然でいいな~って思います。

とても人間らしい。


仕事の顔しか知らなかった人の、

それぞれの生活を大事に感じられるのです。

 

 

私生活の中に仕事がある、

私生活と仕事はつながっている、

 

という統合された世界観があったら、

幼い子供を持つ人に異動の辞令が出て

単身赴任しなきゃならなくなるとか、

妊婦さんが満員電車で通勤しなきゃならないとか、

介護離職者が増えても休暇を使わせたがらないとか、

それ、おかしくない?ということを

なんとかしようと思うようになるんじゃないでしょうか。

 

それは、本人にも関係者にも会社にも社会にも未来にも、

「功」をもたらすと考えます。

 

公私を分けるとか、スイッチのON・OFFって、

あった方がいい場合もあるとは思いますが、

ないほうがいい場合も多々あるんですよね。

 

オンライン・ミーティングが一つのきっかけになって、

 

「私生活と仕事は分けるべき」という感覚から、

「私生活の中に仕事がある」という感覚へと

 

じわーっと変わっていったら

自分らしく幸せに働ける人が増える気がするのです。

 

そういう社会を願う

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

 

「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川礼子
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