きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

帝国タイムスの連載11回目。「いい会社は99%きれいである」




『帝国タイムス』の連載
「事例で見るよきリーダーの心得」
11回目は「いい会社は99%きれいである」です。




「いい会社は99%きれいである」。
ほかのことに例えるなら、
背が高いからといってバスケットボール選手とは限りませんが、
バスケットボール選手は99%背が高い、ということと同じです。


さて、働きやすいきれいな職場環境を整えるために
大切な「 5Sは有名な言葉ですよね。

整理・整頓・清掃・清潔・躾
頭文字を取ったもので、それぞれ意味があります。

整理:
必要なものと不要なものを分けて、不要なものを捨てること
整頓:
必要なものだけになった状態で、あるべき場所にしまうこと
清掃:
これはよくいわれる「そうじ」のことです。
清潔:
上記の3S(整理・整頓・清掃)がそろった状態のこと
躾しつけ:
こうした決まりを守るということ


それで、5Sの中で最も難関なのは、
ものを捨てる「整理」です。

過去の思い出などノルタルジックな気持ちも
捨てる決断を妨げますし、
もう一つ大きな理由は、
意思決定と責任を伴うからです。


捨てられない気持ちはよく分かりますし、
もちろん何でも捨てればいいわけではありません。
先代の想いがこめられた、保存すべきモノもあります。

けれども、ですが、だけれども、
「とりあえず取っておく社風」は
意思決定しない人を育てちゃいますよ、というお話です。

経営センスもリーダーのセンスも
意思決定しない人に育まれるとは思えない、そう思いませんか?


実は、整理整頓わりと得意な、
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。
うしししし。