きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

コロナウィルスのセーフティネットに思う。

 

こんにちは、ニュースのとおり、

政府はコロナウィルスで影響を受けている

中小企業・フリーランスへの支援策を打ち出しましたね。

https://www.meti.go.jp/covid-19/index.html#00 

でも、理解や手続きが煩雑で分かりにくい。

上記を読んで、「分かった!」という人は

とても少ないと思います。私もよくわからん。

なので、相談窓口に行って直接、聞くこともできます。

窓口一覧

https://www.meti.go.jp/covid-19/sodan_madoguchi.html


2008年のリーマンショックの時、

私は中小診断士としてセーフティネット窓口業務に

半年くらい携わった経験があります。

資金繰り支援にはいろいろな書類が必要になります。

数時間、並んでやっと順番が来ても、

書類不備があると、お気の毒なことに、

取りに帰ってもらわないといけません(これが辛かった)。

今回はわかりませんが、あのときは、印鑑はもちろん、

3年分の決算書およびコピーを持って行くのが決まりでした。

融資を希望される方は、

くれぐれも必要書類を確認して行かれてください。

あと、当時は窓口に来られた方の中に、

「助成」と「融資」を混合された方がいらっしゃいました。

いま打ち出されている1日8330円とか1日4100円の助成金は

返さなくていいお金ですが、

融資金は借金と同じで返す必要があります。 

※ 融資=事業のために借りるお金

※ 借金=消費のために借りるお金

両方とも、返さないといけないお金

セーフティネット支援なので、

長期・低金利・無担保となりますが、

借金であることには変わりありません。

借金=悪ではないので、

これを機会に、多めに借金をする

という考えもありそうですが。


それともう一つ書いておこう。

2008年に窓口業務をした際、

窓口に来られる中小企業の経営者の半分以上は、

自社の決算書を読み込んでいませんでした。

読み込む以前に、見ていない人もいました。

人件費率とか、原価率とか、

売上が前年に比べてどうなっているとか、

質問しても答えられない人が多かったんです。

経営難で憔悴している人を前に、

私は何も言えなかったけれど、

これでは困難になるはずだ…、と正直思いました。

経営者が業績という数字を把握、

強み・弱みを常に考えるのは、大事な仕事です。

もし、税理士さんに丸投げしていたとしたら、

この機会に簿記3級を学んでおくのもいいと思います。

数字苦手な私でも理解できたから大丈夫です。

(謙遜ではなくホント苦手)

ちょっと話題がそれてしまいました。

~  ~  ~  ~  ~

とにかく、もうちょっと分かりやすく、

必要な人に支援が届く仕組みがあればいいなあと思います。

救われるべき人がちゃんと救われてほしい。

フリーランスだけれどセーフティネットに該当しない私は、

自分なりにがんばりまーす。

中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川礼子
「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川礼子



====