きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

おばあさんだと思われて傷つき、心の痛みを聞いてもらった話

 

2019.11.17

 

秋らしく過ごしやすい日曜日でしたね。
私は冬~春のベランダづくりにいそしみました。

 

ビオラを5株





さて、話は変わりますが、先日、このブログで
連載している『帝国タイムス』の記事を紹介しました。
心の傷を隠さずに済むチームは強いという内容です。



偶然なのか引き寄せなのか分かりませんが、
その後すぐ、上記のことを体験したのです。

 

今日はそのお話。



先週、久しぶりに凹むことがありました。

 

ふらりと入ったかんざし店で、
若い店員さんに言われたんです。
「使い方をお教えしますから、
娘さんや、お孫さんにいかがですか?」



・・・お孫さんって、あーた、
おらんわ ✋(← 突っ込みの手のつもり)



むっとして即座に店を出たのですが、
傷ついたなあ…としみじみ思い、
あの店員さん、なぜ店を出たかわかってないだろうなあ。
同じことを、他の人にも言って傷つけているんだろうなあ。
それに、女は子供を産むもんだと思い込んでるよなあ。
店に来た本人を飛び越えて、娘や孫に買うもんだと
思い込んでいるのもおかしいよ。

 

↑ こうしたこと全部、
現代のダイバーシティ(多様性)とかけ離れているし、
この店員さんがいつか同じことを言われて、
傷つくような目にも遭ってほしくないんだよなあ。
もういい加減にそういう昭和の考えはやめようよ。
いつまで女性を型にはめておく気なんだろう。



店を出てから、私はそんなことをつらつら考え、
このまま帰ったら私は引きずってしまうと思い、
「言いに行こう」と決めました。
普通はそのまま帰るんでしょうけど、
自分をごまかすのも嫌だし、
こういう思いをする人は私で最後にしてほしい。
あの店員さんはやり手っぽくて、分かってくれそう。



いやもちろん、いやですよ、こういうの。
でも、スルーしてはいけないことってあると思う。
で、お客さんがいなくなったときを見計らって
店に入り、ちょっといいですかと、思いを伝えました。



店員さんは「申し訳ありません」と何度か言い、
分かってくれた、と感じることができました。



ところが、再び店を出た後の私は、
「今度は、私が彼女を傷つけたのではないか…」と
さらなるダメージを受けてしまうという始末。



言われて傷つき、言って傷つき、
困ったらこスパゲティです。

 

どうでもいい絵ですけどね ↓ いまは。




これまで私は、気持ちがざらっとしたときは、
一人で考え、一人で癒し、一人で解決してきました。
相談を受けることはあっても、自分は相談しないタイプ。
それで一つ一つを糧にして、一件落着してきたのです。



でも今回は、自分で書いた記事に自分が触発され(笑)、
珍しく「心の痛みを誰かに聞いてもらいたい」と思ったのです。



そして、この前の旅の仲間グループに投稿しました。

 

🍀

 

この仲間を改めて素晴らしいと思ったのは、
みんなが私をほめてくれたこと。
みんなが私のしたことを認めてくれたこと。
誰一人、アドバイスを書いてこなかったこと。
さすがだ。



私が「聞いて」と書いたことに対して、
ただ「わかるよ」と「聞いて」くれた。
ほかにもいろいろな言葉が紡がれているんだけれど、
すべて肯定的で、そういうところがいい、と言ってくれた。
これがとても大きな安らぎになりました。



投稿している時点で、本人はもう反省しているわけで、
頼んでもいないアドバイスは、傷に塩を塗るようなもの。
(アドバイスください、と言われてするのはOK )
それを友達はみんな、分かってる。すごいなあ。



心の傷に寄り添ってもらったことで、
いつもよりずっと早く、確実に心が温まりました。
友だちに言うのも、そこそこ勇気がいりましたが、
やってみたらすごくよかったですよ。



いつも言っているように、全体を変えようとせず、
身近なところから、まずは自分から変えてみる、
万が一、結果がダメでも、
変えようと行動した自分を褒める。
それだけでえらい。
バリアを外してやっていきたいものですね。



ではでは、来週もよい週でありますように!

 

====