きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

2019フィレンツェ旅行記 ~絵描きのビットーリオさんとヴェッキオ宮殿~

 

2019.10.2

ベネチアから特急で2時間のフィレンツェへ。

無計画でふらっと来ました。日帰り旅行です。

IMG_2242(Edited).jpg

地図をツーリストインフォメーションでもらい、

ついでにおすすめルートを聞く。

がしかーし、観光客のための窓口なのに、

なぜそんなに不機嫌そうなの?

まあここはその気持ちを切り離し、

楽しい観光へ出発!

まずはフィレンツェ最古の橋「ヴェッキオ橋」へ。

再建されていますが、目を惹く可愛らしさ。

すると、厚い雲がどんどん空を覆ってきました。


 予報どおりの雷雨に。光と音を感じつつ、石のベンチで雨宿り。
ここはGirolami Paraceの回廊です。
昔の人もこうして雨宿りしたに違いありません。

雨を見つめながら、
〇〇をどう進めようとか、
あの人にどう打ち明けようかとか、
考えることの根本は、
現代とさほど変わらないのかも。

この回廊で声をかけられ、
絵描きのビット―リオさんに顔を描いてもらいました。

「Japanese?」と話しかけられたときは
「あやしい」と警戒しましたが、

伝わってくる雰囲気はまったくあやしくない。

一度、バイバイしたのですが、
ここは思い出に描いてもらおうと思い、

「やっぱりお願いします」と戻る私。
ビット―リオさんとは拙い英語(私が)ながらも
経済の話をしたり、互いの仕事の素晴らしさを語り合いました。

完成の記念撮影。

 
「I’m very impressesd by your eyes」と
何度も言ってもらったので
何度も思い出そうと思います(笑)。



それで実は…、

筒状にしてピンクの新聞紙 ↑ でくるんでもらった絵を
駅まで大切に持ち歩いたのに、
最後の最後、ホームのベンチに置き忘れてしまった(涙)。

気づいたのは電車の中で、もう後の祭り。
ビット―リオさんに申し訳ない…。

写真を撮っておいて本当によかった。

それに、
持って帰ってどこかに仕舞い忘れる絵ではなく、
失ったからこそ、鮮やかな残像が心に焼き付きました。

このブログをたまたま見て、
たまたまビット―リオさんに絵を描いてもらった方は、
どうか失くしたことは言わないでくださいね~。どうか。


彫刻のように動かないパフォーマーにお金を入れると
一緒に写真を撮ってくれる。観光客同士で撮り合いしました。
このときはまだ絵(筒)を持っています。


路地の小さなレストランでランチ。
アーティーチョークとチーズのサラダ(手前)と、
ツナとレモンのパスタ。計15€で安かった。

 

ランチの後は、近くの八百屋さんでラズベリーを買って食べ歩き。
(3€=360円)※1€(ユーロ)は121円(手数料込み。19年秋)



時計店だから当たり前だけれど、こんなに時計があったら、

時間が速く過ぎてしまうんじゃないか、なんて思う。



「ヴェッキオ宮殿」では、美の力に圧倒されました。
塔の上から眺めたレンガ色の街の美しかったこと! 




IMG_2394.jpg


雨ざらしの街の彫刻もスケールが大きい。
 ↓ 生首をかかげて……、ひどい…(笑)


「ヴェッキオ宮殿」では、
それぞれの室内で誇らしく存在する絵画などの美術品に唖然。



栄華を極めるとはこのことかと、
ここまで権力を誇示するとは!と目を見開きました。
全ての部屋の天井にまでびっしり描かれた絵画に、
心も頭ものけぞりっぱなし。
感嘆や驚愕のためいき。



当時の市民は決して入ることも観ることも
できなかったはずの室内を、いま、
遠く日本からやってきた観光客が堂々と歩いているという不思議。

 

とにかく豪華絢爛。これでもかといわんばかり。


うーん、この気持ちはなんだろう。

確かぴったりの日本語があったはず。

 えーっと、えーっと、

そう!  

それはもう、これしかない。

ひとことで表すなら、

もう、ほんとに、

「あきれた!」(笑)すごすぎて。

経営ジャーナリスト時々旅人の瀬戸川礼子でした。

 

◆2019年10月に行ってきました、

イタリア~クロアチア~モンテネグロ~ギリシャの旅ブログ全9回

 


「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと
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