こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
イタリア旅行記です。
ホテル近所のメストレ駅→サンタルチア駅まで、
ひと駅1.35€ (約160円)。
自販機の買い方が分からず、
後ろのイタリア人カップルに助けてもらう。
機械は反応が遅くて行列ができるけれど、
クレジットカードが使えて便利。
ここに来たら歌わなくちゃ。
「サンタ~ル~チ~ア~♪」と、
周りにばれないように小さく歌いながらサ
ンタルチア駅を降りて外に出ると、
タラ~ン。
ここはかのベネチア。
光差す運河が目前にきらきらと流れ、ドラマチック。
いつか来たかった場所に私はいる。
地図を見ず、Google先生にも頼らず、橋を渡って、
気の向くままにサン・マルコ広場を目指す。
まさしく水の都。
街の至る所に運河が流れ、
素敵なゴンドラが行き交う。
水上バスに水上タクシー。
マイカーならぬマイボート。水と共に暮らす街。
ここで生まれ育った人には日常だろうけれど、
毎日、世界中の観光客が近所を歩き回り、
家や窓や、洗濯物まで写真を撮りまくる。
そのうちの一人が言うのもなんだけど、
自分だったらストレスだなあ…と思いつつ、
カメラを向けずにはいられない私を許して♡
街の至るところにかけられた橋は、
下を船が通れるように半円型になっているので、
ベビーカーをひくお母さんやお父さんは大変そう。
けれど、この美しさの中に生きることは、
きっと誇らしいんだろうなと考える。
ずっと前にいったイギリスでも思いましたが、
ヨーロッパは菊の使い方がおしゃれ。
11時から歩き始めて3時間以上。
ラビリンス(迷宮)をさまよい続ける。
教会の石段で休みがてら、
持ってきた『夜と霧』を読む。
本の言葉をリフレインして空をあおぐと、
なんと、対岸にサン・マルコ広場の塔が見えるではないですか。
いつの間にか、とんでもない遠くまで来てしまった。
ざっくりした看板。きらいじゃない(笑)
川向うまでぐるりと歩くと40分以上かかりそうなので、
(というか歩きでは迷宮入りで辿り着けないと思う)
水上バスでショートカットして、さくっと広場に到着。
サン・マルコ寺院は長蛇の列なので、
入るのはやめて外に座り、小1時間、人々を眺める。
どんな人が、どんな格好で来ているんだろう?
旅行前に、どんな服を持っていこうか
迷ってパッキングしたけれど、
私も含めて、大した格好はしていないもんだね。
夕日が寺院にあたり、まさにまぶしい美しさ。
目に焼き付ける。
途中、手作りの洋服店で
エメラルドグリーンのウールの服を買う(写真=着ました)
地産地消の良質なものを買えた。
着るたびにうれしく思い出せる。
ガイドブックに乗っていた海鮮のお店には辿り着けず、
小さな広場の小さなテラスで食事。
トマトのスパゲティと海老サラダ、ガス入り水。
地元の子供達の遊ぶ声が聞こえる。
犬を連れたおじいさんはずっとここで生きてきたのかな。
夕方の鐘がカランカランと鳴り響く。
街そのものが芸術のような美しい場所にも、
物乞いのおばあさんやおじいさんや若者がいた。
1日で5人は見たと思う。
そんな光景も思い出しながら、
テラスでまた少し『夜と霧』を読む。
翌日10月2日はフィレンツェひとり旅を楽しみました!
https://76653926.at.webry.info/20191016/index.html
旅人の瀬戸川礼子でした。
◆2019年10月に行ってきました、
イタリア~クロアチア~モンテネグロ~ギリシャの旅ブログ全9回
☆今回の旅の序章
海外ひとり旅 のち 仲間旅 2019 - きれいごとでいこう!