こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
ときどきインタビューで珍しそうに聞かれます。
「録音されないんですね?」
そうなんです、私はインタビューでは
まずレコーダーを使いません。
新しい慣れないジャンルの取材や、
記録として残す必要のある講演&私主催の講座は
録音しておくことがありますが、
普段のインタビューは録音なし。
伏目がちにならないように顔を上げながら、
ノートにメモします。ダーーーッと。
インタビューを録音しない理由は4つあります。
①録音しないほうが、相手が話しやすいと思うから
②インタビューの精度が高まるように思うから
③相手の真意を忠実に再現しようと心掛けているし、
原稿は印刷前に事実確認していただくので、
言った言わないの問題にならないから。
④録音を聞き直している時間がもったいないから
録音は、私にとっては「保険」なんです。
聞き逃しても後で聞ける安心感があるし、
「確かに言いましたよね」という証拠にもなります。
でも、保険があると私は甘えてしまうし、
証拠をつくる人間関係ってさみしい気がして
保険をかけないようにしているのです。
録音しないかわりに
感覚を総動員してインタビューに臨みます。
もちろん、事前にその方の情報をたくさん集めて
理解に努めて臨むのは当然のことです。
聞き取れなかったり、理解できないことは、
その場ですぐ聞き直してしまいます。
聞き直すことは失礼でも恥でもありません。
以前もブログで書きましたが、取材において、
「知ったかぶりと躊躇は何の得にもならない」んです。
聞き直したお陰で、
さっきよりもずっと面白い話が聞けたり
さっきよりも深い部分まで語ってくれた、
なんていうことが多々あるんです。
■2019.12.29のブログには
「インタビューで大切にしている7つのこと」 をまとめています。
setogawa015.hatenablog.com
たまに私もインタビューを受ける側になりますが、
99%の記者の方は録音されます。
メモを取らないで済む分、会話に集中できるそうです。
なので、録音する、録音しない、
どちらにも利点があります。
ついでに書くと、インタビューの後は、
「てにをは」や「構成」は考えないで、
聞いた内容をワードに打ち込んでおきます。
料理でいう仕込み、かな?
が、最近は音声入力の精度が上がったお陰で、
メモを読み、自分の声で入力できるようになりました。
私は、スマホのメール上に音声入力して、
PCメールに転送しておく方法を取っています。
パソコンいらずで本当に便利!
これが、原稿のたたき台になります。
赤く囲ったマイクを押すと、音声入力になります。
音声入力した文章です↓ 一つも間違いなし。
※上の文章の解説
「、」を入れたいときは、「てん」と言います。
「。」を入れたいなら、「まる」と言います。
改行したいときは「改行」と言って指示します。
1行空けたいときは「改行 改行」と2回言えばOK。
「まーす」のように伸ばしたいときは、
ちょっと大袈裟に「まーーーーす」と言います。
また、英語にしたいときは、
音声入力画面の地球儀を押すと
イングリッシュ・バージョンニナルヨ。
よく使う単語は、やがてAIが覚えていくようですが、
「瀬戸川礼子」はいまだ覚えてくれません
音声入力、ご存じの方には初歩の初歩でしたね
以前は、たたき台となる文書入力を
小人がこっそり夜中にやっておいてくれないかな
と、叶いもしないことを考えていましたが、
私がその小人になったわけです
経営ジャーナリストの瀬戸川礼子でした
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