こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
大人のみ宿泊できる旅館から、
大人が犬と泊まれる旅館へと、
今秋から舵を切られた
「湯の宿 清盛」(湯西川温泉)さん。
女将の伴千恵子さんインタビューに伺いました。
飼い犬のリリーちゃんが一瞬だけ止まってくれた
奇跡の一枚。女将さん(中央)と。
その1秒後にはこんな感じ(笑)
リリーちゃん、自由!(笑)
お腹を見せてくれるのは、
心を許している証なんですって。
リリーちゃんありがとね♡
宿泊施設の中には、犬OKのところがいくつかありますが、
ほとんどは「OKエリア」が限定されています。
衛生面などを考えればそうなるのでしょう。
しかし、伴さんと板長であるご主人は、
自分たちも顧客としてリリーちゃんと旅をした折、
別々に行動しなければならないエリアが多いと、
自分たちも犬も寂しい思いをすることに気付きました。
そこで、旅館「清盛」さんでは、
犬NGのエリアをなくし、
思い切って食事処もOKにしたそうですが、
泊まりに来る犬たちは
驚くほど行儀がいいそうです。
怖がってないで、まず「やってみる」。
この精神が特異性をもたらすんですよね。
貸切風呂は犬と一緒に入れるし、
大浴場は脱衣所までは一緒に入れます。
犬は家族と一緒、という方からすれば
うれしいでしょうね。
人間のお客さまには出せない褪せた浴衣を
犬用の浴衣にリフォーム。これはかわいいし、映えます♪
大人限定かつ犬同伴OKにした清盛さん。
時代に併せたターゲットの明確化は
差別化につながりますよね。
次世代の娘さん夫婦と4人で盛り上げていきたいと
話されていました。
犬がいなくても大人なら泊まることができます。
ペットを介してお客さま同士の会話が弾むことも
思わぬ利点だったそうです。
旅館にもいろいろな在り方が生まれてきています。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。