【インタビューで大切にしている7つのこと】
こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
たまに、聞かれることがあります。
「取材のとき、どんなことに注意されていますか」。
先日もご質問をいただきましたので、
お役に立つか分かりませんが、
「大切にしている7つのこと」として
まとめてみました。
① 取材目的と関連事項の伝達
媒体の紹介、記事の目的をお知らせします。
また、ほかにも該当する会社(人)がある中で
「なぜあなたに会いたいのか」も伝えます。
原稿確認が必要なので入稿スケジュールも。
(原稿チェックの期間が
相手の出張と重ならないかなど意外と大事)。
連載の場合は、過去の記事を参考にお送りしますが、
事前に細かな質問事項を送ることはありません。
せっかくの話が、定例記者会見みたいに
つまらなくなっちゃうことが多いからです。
② 対等な関係性
「書いてあげる」のではなく、「話を聞かせてもらう」。
また、相手が上でも私が下でもない対等な関係であり、
有益な話を広めることで、
取材対象者も読者も媒体も私も全方位がハッピー
である関係性を大切にします。
③ 事前の情報収集
何も調べずに伺うのは失礼なことです。
見つけられる限り、過去の取材記事やSNS投稿を
さかのぼって読んでおきます。あれば著作も。
そこから質問が浮かぶことも多々あります。
FBはその方の日常や共通の知り合いが分かるので便利です。
取材ノートはいつもこれです。
96シートで厚いけれど、小さく軽く、 狭い場所もOK。
書き心地もなめらかです。 青いゴムバンドは手作り
④ インタビュー時のスタンス
*改めて取材目的とお礼を伝え、
何時まで取材がOKか最初に確認します。
*主役は相手、インタビュアーは黒子。
*先に心を開くのは黒子のほう。
安心の中でのびのびと話してもらえるように努めます。
*原則として録音はしません。
*人間同士としてフラットに向き合います。
*話を聞くときは、目に見える事象に終始せず、
「なぜそうしているのか」
「なぜそうしないのか」と
物事の根っこ、言葉の裏にある思いを伺います。
*話が分からないときはすぐに問います。
躊躇と知ったかぶりは何の役にも立ちません。
*相手と自分の意見が異なる場合、
「あなたはそう思うんですね」と傾聴し
「なぜそう思うのか」を聞いてみます。
*相手の話をもらうばかりではなく、
こちらからも有益な話や楽しい話など
「言葉のお土産」を渡す心づもりで。
*取材が終わったとき、
「いろいろ話せて楽しかった」
「気付きがあった」
と思ってもらえたらとても嬉しい。
「また会いましょう」と笑顔で手を振り合えるように。
⑤ 機密を守る
「ここだけの話」(これ結構、多いんです)
は 当然、口外しません。
口の堅さはジャーナリストの生命線です。
⑥ 服装
空気を堅くしたくないのでスーツは着ません。
かちかちしないジャケットはOK。
全身暗い色はNG。黒い服はほぼ着ません。
旅館の女将さん取材時は、
仕事の空気感を館内に持ち込まないように
お客さん風のスマートカジュアルで。
⑦ お礼
取材者を紹介してくれた方がいた場合は、
取材後にもお礼のメッセージをします。
記事が掲載されたら、
本人に当然、掲載媒体やURLをお知らせします。
以上、
インタビューで大切にしている7つのことでした。
ほかに思いついたら、こそっと追記します(笑)
そして私も、ほかの方のアイデアをご教授いただきたいです。
なお、執筆で気を付けていることはまた別にあるんですが、
今回のブログは、前段階であるインタビューでの大切な7点でした。
7点……、
7つ……!
7つと言えば、
はい、こちら
『「いい会社」のよきリーダーが
大切にしている7つのこと』 という本がございます。
さりげなく(はないが)拙著の宣伝、入れておきました。
あと、「仕事の失敗談も知りたい」
とリクエストをいただいているのです。
ええ、ありますとも。
いっぱい、失敗 やってきました。
が、
そうとう長くなりますので、こちらはまた来年です
いろいろな出会いがうれしい 経営ジャーナリストの瀬戸川礼子でした。