こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
ホワイト経営合宿in尾道では、
「NPO法人 尾道空き家再生プロジェクト」
代表の豊田雅子さんにもお話を伺いました。 http://www.onomichisaisei.com/index.php
合宿コーディネートをしてくれた、(有)いっとくの山根さんと
豊田さんは地元の同級生なのです。
海外旅行の搭乗員&一人旅で、
100回以上も世界を飛んだ豊田さん。
中でも、歴史ある景観を大切にする
ヨーロッパ文化に共鳴され、
結婚を機に地元・尾道に戻り、
空き家再生のNPOを立ち上げられました。
この時、すでに小さな双子のお母さんだったとのこと。
その情熱に頭が下がりました。
奇しくも、ご主人は大工さん。
周りには政略結婚と言われています
という話が可笑しかったです(笑)
見学したのは、
ゲストハウス(簡易宿泊所)にカフェが併設された
「みはらし亭」。 http://miharashi.onomichisaisei.com/
大正からずっと尾道を見続けてきた「みはらし亭」
ここは、みはらし亭 1Fのカフェ。 2Fの宿泊エリアも素晴らしい景色です。
踏切から、階段を300段も上がった崖の上に建つ、
大正10年の別荘建築で、
30年以上、空き家でした。
豊田さんは、ご主人やいろいろな人と共に再生し、
その名の通り、絶景を望む「みはらし亭」が完成。
日本や尾道を感じられる安価な宿として、
国内外からお客さんがやって来る、
現役の建物として見事、復活されています。
2Fはいわゆる雑魚寝をする大部屋と、 4畳くらいの個室も2室あります
朝日がのぞめるこの部屋で、 朝ヨガを行なうグループもあるそうです。
尾道の未来のため、
移住者を増やすことを目指す豊田さん。
「尾道市空き家バンク」の事業も受託され、
空き家のオーナーと移住希望者の
マッチングにも注力されています。
尾道は猫の街。みはらし亭にも猫が遊びに来ます。
この猫は、近付いてもずーっと寝ているので、
死んでるのかな?と思うほど(笑)
お腹が膨らんだり凹んだりしていたので、ちゃんと生きてます!
「みはらし亭」の地面に素敵なタイルが♪
建物って、ただのものとは思えない何かがあると感じます。
使っていた人の念や、時間が空間に溶け込んでいるような。
人が建物を探している一方で、
建物も人を探しているような―。
当初の役割を一度終えた建物が、
新しい時代の心ある人に見出され、
再び愛されていく。
素敵です。
そんな取り組みが、
これからもっと各地で増えていくような気がしました。
次に尾道に来たときは、
豊田さんが最初に手掛けられたという
愛称「尾道ガウディハウス」に行きたいな。
尾道ガウディハウス → http://www.onomichisaisei.com/bukken.php?itemid=183
地域のキーマンに出会えるのがうれしい ジャーナリストの瀬戸川礼子でした。