2017年3月27日、ホスピタルデザイン研究会の
キックオフ講演会に行って来ました。
会長は、元看護師で現在は一級建築士として
病院の空間デザインなどを手掛ける戸倉蓉子さん。
戸倉さんとは、経産省おもてなし経営企業選で
共に委員を務めた同士です。
一部は経産省ヘルスケア産業課の江崎貞英さん、
二部は取材でお世話になっている青梅慶友病院の大塚宣夫先生。
再会できてうれしかったです。
お二人の興味深いお話に聞き入りました。
江崎さんの講演「生涯現役社会構想」から
・高齢化は悪いことではない。
人が長生きすれば高齢化になるのは当然のこと。
よって、「高齢化対策」というネガティヴな表現ではなく
「高齢化対応」と言っている。
・仮に1人が3~4人産んでも、
人口減少が止まるまでに60年かかる。
これからは生涯現役という考えが必要。
・大切なのは「役立っている」という実感
・ときめき、わくわくは老後に大きな意味を持たせる
大塚先生の講演「高齢者よ大志を抱け!」から
・自分一人でも生き切ってみせるという気概を持とう。
・リタイアしても、どんな状況でも外に出かけていくこと。
日野原先生を見習って、スケジュールを真っ黒にすること。
もしドタキャンしてもいまさら誰も文句は言わないんだから。
・感謝の心を持とう。慶友病院に入って一日2万円かかるより、
家で暮らしながら、面倒を見てくれたり、
訪ねてくれた人に1回3000円でも毎回あげてごらんなさい。
介護の奪い合いになりますよ(笑)
保険制度のこととか、ぎょっとする数字もたくさんありましたが、
健康寿命を延ばすには、
やはり食事と運動と気持ちの持ちようが大事とのこと。
自分のことは自分で構ってあげないといけませんね!
経営ジャーナリストの瀬戸川礼子でした。