こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
2017.1.11
内子では、町民の宝である重要文化財「内子座」にも行きました。
大正5年に建てられた木造の劇場です。
光沢のある柱の一本一本、
床板や天井の一枚一枚に、
100年前からの人々の笑い声や感動が染み込んでいるようで
なんとも離れがたく、
2階の桟敷席で小一時間、物思いにふけっていました。
内子座は、一時期は老朽化で、
壊して駐車場にしてしまおうという話も出たそうですが、
町民の熱意で撤回。
手を加えてこんなに素晴らしい劇場に再生されたのです。
故永六輔さんや現役の渡辺美佐子さんらは、
内子座ならと、二つ返事で何度も登壇。
この舞台に立つのは特別なことなのでしょう。
なんと町民のカラオケ大会も行うそうで、
これは町民の特権ですね。生活に根付いた重要文化財です。
写真が暗すぎてアップできませんが、
舞台下の「奈落」も見学できます。
こうした、ずっと残ってほしい建物が、
日本中にあるのでしょう。
保存されるのか、保存かつ活用されるのか、
ただ放っておかれるか、壊されてしまうか、
それは、今を生きる土地の人の“思い”に
委ねられているのだなあ。
経営ジャーナリスト・講師の瀬戸川礼子でした。
■内子の旅館「松乃屋」さんと、町並み保存地区について 紹介したブログはこちら https://reikosetogawa.seesaa.net/article/201701article_7.html
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