2016年最後の「ホワイト経営合宿」(11月28~29日)、
盛況のうちに終わりました。
日本レーザーの近藤宣之さんを講師にお迎えし、
思いの大切さとそれを表す評価制度を中心に学ぶ2日間。
企画者として、忙しい近藤さんに直談判した立場として、
参加のみなさんのいい笑顔を見られてホッと一息です(*^-^*)
講師にお迎えした近藤さんは、
修羅場の数々を力に変えてきた経営者。
この合宿では、計10時間の講義のみならず、
1日目の懇親会も、2日目のお昼も、すべての時間、熱弁をふるって
「思いを伝える」を、目の前で実践してくれました。
社員さんにもお話を伺いました
社員の「働きがい」にとどまらず、
それを凌駕する社員の「幸せな人生」を大切にする近藤さん。
そのためには誰よりも社長が成長しなくてはならない、
社員を守るために会社は絶対に利益を出し続けなければならない
と断言します。ほんの一部ですが、下に抜粋します。
<近藤さん語録(抜粋)>
・社員を変えたいと言うが、「あなたはどうなの?」
・うちの仕組みを真似てもダメ。「あなたはどんな価値観でやるのか」
・社員が「ここで働けて良かった」と思える人生にしたい。
・赤字は犯罪だ。雇用不安にさせ、士気も下げる。
・業績が上がらなければモチベーションも上がらない。
・火事場の馬鹿力が出るような考えと仕組みが必要。
・首にしない、赤字にしない、そのかわりルールを守ってもらう。
・まずはコストのかからない社内教育を強化しよう。
・中小企業の社長は、財務に強くなければならない。
・社員から誇りに思われる社長であれ。
・幹部は自分が魅力ある人物かどうか考えてみよう。
・幹部・管理職に求められる3つ: ①他人の痛みを感じられる肌感覚、 ②部下の声を聴く耳、 ③上司・社長にものが言える口
・うちでは幹部の3割は女性。女性が働きやすいよう ライフイベントに応じて処遇してきた。嘱託もパートもフラットな関係。
・何でも言える明るい社風にするためには、 社員にムカッときても顔や言葉に出さないこと。 社長自身が変わらない以上、社風は絶対に変わらない。
・人事制度・評価制度は「透明性」「納得性」が必要。
・商品がいいのは当たり前。大切なのは人間力なのに、 なぜ多くの会社はそれを評価しないのか?
・2-6-2の下の2を切ってはいけない。降格もしてはいけない。 なぜなら周りが見ているから。うちは降格の代わりに手当を下げ 本人の納得ために対話もする。
・誰が昇格しても、皆が納得できる体制をつくる。 そのため日ごろからあらゆる人事制度・評価制度を透明にしておく。
・会社の発展段階によってリーダーシップの方法も変わる。
・就業規則などを作るとき、社長の得で作らないこと。 社長が損をし、社員が得するほうを採用したほうが、 不思議と運が良くなり好転する。
・経営は科学だ(仕組みだ)とよく言われるが、 僕は仕組みプラス「運」だと思う。その運が良くなるための言動を 日ごろからしておくことが重要だ。
・人生において2点間の最短距離は直線ではない。
日本レーザー本社のオフィスを見学中
事務局の石川さん、後藤さん、
委員長の天外さん、横田さん、 ご参加のみなさま、
そして何よりも日本レーザーの近藤さんと社員のみなさま、
本当にありがとうございます。感謝☆
ホワイト企業大賞委員で経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。