何度目かの函館にして、初めてさぶちゃん記念館へ。
北海道の方が、「何度も行っている」、「行くたびに勇気が出る」
と勧めてくれたので、足を踏み入れたのです。
いやー、いままで行かなくてすみませんでした!って思っちゃいました。
さぶちゃんの足跡や良く出来た展示物、
来てくれた人を楽しませようとするエンターテイナー精神、
入場券1540円以上、楽しみました。
うるっと来てしまう感動の場面もありました。
クライマックスは舞台のフィナーレの再現。
ロボットさぶちゃんが「まつり」を熱唱するんです。
口の動きが歌とちゃんと合っていて感心。
お隣の女性は興奮してキャー♪ だって(笑)
地方で記念館や美術館に行くことがありますが、
さぶちゃん記念館の「楽しませよう!」という心意気は
とても参考になると思いますよ!
この記念館は、ご丁寧にも、最初から最後まで案内係が
説明についてくれるスタイル。私の入ったグループは、
アイドルみたいに可愛い女性が担当してくれました。
それがなんと、無声映画の弁士のような抑揚のある話し方を
するんです。これがさぶちゃんの世界観ということですね。
出口で思わず案内役の女性にミニインタビューしたところ、
喋り方を練習し、話す内容もすべて暗記するため、
3~6カ月トレーニングしてやっとデビューできるのだとか。
案内係は現在8人いて、全員がさぶちゃんファン。
それはお客さんにとっても嬉しいことだろうなと思います。
ちなみに案内の女性が一番好きな歌は「帰ろかな」だそうです。
また、そんなにさぶちゃんが好きだったら、
案内していて感動しちゃって泣きそうになるのではないかと聞いたら、
実際、お客さんが感動して泣かれることがあり、
自分も感極まって泣いてしまうことがあるそうです。
お客さんとスタッフの関係だけれど、
ファン同士ならではの場面なのかもしれません。
縁のない世界でしたが行ってみるものですね。
大いに楽しませてもらった
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。