きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

全7回の「U理論講座」最終日


7日(土)は、全7回の「U理論講座」最終日でした。
講師は『U理論』訳者の由佐美加子さん(中央)です。

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無自覚に続けている思考のクセを自覚すること、
感じ損ねている感情をしっかり受け止めること、
良い悪いというジャッジからの決別、
事実と解釈との分離、
言動と感情の自己一致、
欲しい世界を作り出す自身の起点の創造
などなど、


毎回、深くて、発見があって、夢中になった、
それは素晴らしい講座でした。


よく、なぜ世間は人の感情を軽くみるんだろうと思うことがありました。
本人も周りももっと感情を大切にしていたら、
こんなことは起きなかったのに、という残念な出来事が数々あります。
私自身にもそれは当てはまります。


足し算や九九が義務教育に組み込まれているように、
「感情の扱い方」も学べたらいいのでは?


現実的には思想の押し付けと判断されて授業は難しいでしょうけれど、
大人になると好きな学びができるから、これはお勧めしたいです。

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U理論講座では、
自分自身の気持ちを実験台としながら心の谷を下っていくので、
嫌な出来事ほど恰好の検証材料になって、
不本意ながらもキターと感じられる、お得なプロセスでもありました。

心の起点が世界をつくっていると、U理論は考えます。
起点というのは、自分が勝手に身に付けた前提だったり、
トラウマだったりするもののことです。


例えば、参加者に人付き合いが苦手という人がいました。
よくよく話を聞いていくと、その人の心の底には
「人は去っていく」という起点があると分かりました。

起点は、プロジェクターのレンズの傷のようなもので、
映し出される世界すべて、傷がついて見えることになります。

すると、
人が自分と付き合っているときは 「どうせいなくなる」と、疑うし、
人が自分から去ったら 「ほら、やっぱりね」と、さらに強く思い込む。
この感情を一生、繰り返してしまいます。

一方、「人は去っていく」という起点をやめて、
人がいようがいまいが、「自分は自分らしくある」と置き換えると、
「人はただいるし」、
「人はただ去る」と思えます。

去られたときは寂しく思うかもしれないけど、
それは「ただ起きたこと」であって、それ以上でも以下でもない。
自分のせいだとか、相手のせいだとか、解釈しなくていいし、
人を疑ったり、突き放したりしなくてよくなります。

そして不思議なことに、こんな風に新しい起点を持てると、
人が寄ってくるし、素晴らしい出来事がやってきたりします。



私は10年前に社会人大学院に入るまでずっと高卒で
すでに今と同様、ジャーナリストや講師の仕事をしていましたが、
高卒で馬鹿にされたことは一度もありませんでした。
学歴コンプレックスがなく、「高卒は誇り」だったからだと思っています。


ただ、このように自然と理想の思いを持てる場合もあれば、
本当は捨てたい思い込みを持ち続けてしまうこともあるので、
自分が自分のコーチ役になって、「ほら、またやってるよ」と
思い込みに引きずられないようにトレーニングする必要があります。


U理論の講座はとりあえず終了しましたが、
自分自身で咀嚼したり、共に学んだ仲間とのやりとりを通じて、
身に付けていくことが真のスタートです。
「未来の自分に呼ばれて来た」と直感したこの講座。
自分で自分を見つめる旅はまだまだ続くのです。
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経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

 

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