長野県「信州おもてなし大賞」の選考会が午前中で終わったので、
午後は、同じ審査委員で軽井沢観光協会の新宅弘恵主任に
軽井沢を案内していただきました。
長野駅~軽井沢駅までは新幹線で30分ほどです。
避暑地・軽井沢発祥の地。
白い雪の残る軽井沢は、しんと静かで心が落ち着きます。
りんとした空気の中。せせらぎの音を聞きながらお散歩
新宅さんが教えてくれたことの一つは、
「軽井沢ブランド」を保つため、
この町にはさまざまな規制があるということです。
たとえば、店舗はすべて23時までに閉店すること。
なので、コンビニもあるにはありますが、営業は23時までです。
また、女性が隣に座るような店の出店はNG。
なるほど、言われてみれば、ここにはその手のお店がありません。
「自然と遊ぶことのできる大人」こそが楽しめるリゾートなのですね。
軽井沢は全面積の60%が山や森林で、市街地は40%のみ。
そのうち、別荘はなんと60%を占めるそうです。
一般住宅の9000棟に比べて、別荘は1.7倍の1万5622棟。
別荘の固定資産税は割高なので、町の貴重な税収になるのです。
また、別荘1棟当たりの敷地面積は300坪以上でなければならず、
建ぺい率は20%以内と決められているから、自然が残るのですね。
建物の高さは10m以下。色にも条件があります。
ハルニレテラスの丸山珈琲にて
さらに、軽井沢の別荘は塀で囲ってはいけないそうで、
いままで何度も来ているのに気づきませんでしたが、
確かに、別荘地にはどこにも塀がありません。
塀がなければ、別荘の隣人が滞在しているかどうかが分かり、
お茶や食事に呼び合ったりして対話が生まれるからです。
軽井沢を避暑地にした立役者はカナダ人の宣教師なので、
人と人とが思いやり交流することを大事にしたのです。
ということで、別荘地の目隠しは、塀ではなく木々の葉です。
その葉が落ちる冬は別荘が丸見えになるので、
この時季、車で走るとお洒落な建物をたくさん鑑賞できます。
(じろじろ見る目的で行ってはいけませんが(≧∀≦))
このほかにもいろいろな規制をいち早くつくった軽井沢は、
大分の由布院のように町全体の統一感を高め、同時に品格を上げ、
いまなおブランドを維持し続けているんだなと思いました。
旅の最後は、軽井沢駅直結のアウトレットへ。
この時季は一年で最もお買い得だそうで、実際、安かった♪
夕映えの軽井沢アウトレット
写真だけ見ればヨーロッパのよう
お買い物も楽しんで、北信州を満喫した一日。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。
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