発売中の『Japanist』No.26で、
「ユーグレナ」の創業社長・出雲 充さんの
インタビュー記事を執筆しました。 http://www.compass-point.jp/japanist/
ラテン語でEu(美しい) glena(眼)と名付けられた
0.05mmの単細胞微生物、ユーグレナ(和名ミドリムシ)。
太陽光と水と二酸化炭素だけで自ら59種類の栄養素をつくりだす生き物です。
世界で初めて大量人工培養に成功し、いまではサプリメントやドリンクなど
さまざまな用途に利用されています。
「成功の確率が1%しかなくても、
2回やれば1.99%になる。
100回やれば63.3968%に、
459回やれば99%になる」と出雲さん。
出雲さんがこの道を歩む原点となったバングラデシュで、
昨年から念願の活動「ユーグレナGENKIプログラム」が始まっています。
約2500人の小学生に、毎昼食ミドリムシクッキーをランチ代わりに提供し、
不足している栄養素を摂取してもらうというもの。
「風邪をひかなくなった」など、喜びの声が聞こえているそうです。
2030年までにバングラデシュ国内の100万人に広げたいと出雲さん。
大変な数ですが、このスケールで驚いていてはいけません。
「2100年までには世界の飢餓状態にある10億人にお届けしなくてはならない」
と言うのです。
2100年。私は生きていないけれど、飢餓で苦しむ人のいない世界は素敵ですね。
【おわび】 2ページ目の出雲さんが「生活に自由なく育った」のくだりは
「生活に不自由なく育った」の間違いです。
痛恨の校正ミス! !! すみません(涙)
ジャーナリストの瀬戸川礼子でした。